杉戸洋展『天上の下地』@ 宮城県美術館


「into the orange tree」2012年 © Hiroshi Sugito Courtesy of KENJI TAKI GALLERY

杉戸洋展『天上の下地』
2015年5月2日(土)-7月26日(日)
宮城県美術館
http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/
開館時間:9:30-17:00 観覧券の発売は閉館30分前まで
休館日:月(ただし5/4、7/20は開館)5/7、7/21

宮城県美術館では、抽象と具象の狭間を行き来する独自の色面構成の絵画作品で知られる杉戸洋の個展『天上の下地』を開催する。

本展では、日本の現代絵画を考える上で欠かせない存在である杉戸の代表作のほか、宮城県美術館の展示室に合わせて制作した新作を同館から触発された特別な設いを加えて展示。また、杉戸がこれまでに幾度となく東北を歩いて行なったスケッチをもとにした作品も出品される。

杉戸洋は1970年愛知生まれ。幼少期をニューヨークで過ごし、帰国後は愛知県立芸術大学で日本画を専攻する。90年代後半より個展を重ね、2006年にはヴァンジ彫刻庭園美術館、フォートワース近代美術館(テキサス)で個展を開催。現在もベルナール・ビュフェ美術館で個展を開催している。また、2001年に『Painting at the Edge of the World』(ウォーカー・アート・センター、ミネアポリス、2001年)や『Public Offerings』(ロサンゼルス現代美術館)、2008年の第8回イスタンブール・ビエンナーレ、第7回光州ビエンナーレ、『ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開』(原美術館、2009)、『絵画の庭―ゼロ年代日本の地平から』(国立国際美術館、2010)など国内外での発表機会も多数。

会期中には、震災の影響により開催中止となった二人展の後、あいちトリエンナーレ2013でコラボレーションを行なった建築家の青木淳とのトークイベントや、αMプロジェクト『絵画、それを愛と呼ぶことにしよう』で制作をともにした小林正人との対談などが予定されている。

関連イベント
トークイベント「まずは下地から」
青木淳(建築家)x 杉戸洋
2015年5月17日(日)14:00-
会場:宮城県美術館 アート・ホール
料金:無料(申込不要)

対談「ここから始めよう」
小林正人(画家)x 杉戸洋
2015年6月28日(日)14:00-
会場:宮城県美術館 アート・ホール
料金:無料(申込不要)

まちなか美術講座:「杉戸洋、その絵画の魅力」
和田浩一(宮城県美術館学芸員)
2015年7月4日(土)13:30-
会場:東北工業大学一番町ロビー4階ホール
料金:無料(申込不要)

そのほかの関連イベントは美術館公式ウェブサイトを参照。

杉戸洋『frame and refrain』
2015年3月15日(日)-6月14日(日)
ベルナール・ビュフェ美術館
http://www.buffet-museum.jp/

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