アーカスプロジェクト「図書サロン/資料閲覧棚設置プロジェクト」


写真:加藤甫

茨城県守谷市のアーカスプロジェクトでは、アーティスト・イン・レジデンスプログラムや地域プログラムなどのアーカイブ整備事業の一環として、アーカススタジオ内に図書サロン/資料閲覧棚を設置するプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングを通じた支援を募集している。

アーカスプロジェクトは茨城県を主催に1994年に設立され、世界各地からアーティストを招聘し、滞在制作のための支援を行なうアーティスト・イン・レジデンスプログラムや、さまざまな世代を対象にしたワークショップやレクチャーなどといった地域プログラムを守谷市の元小学校校舎を利用した生涯学習施設「もりや学びの里」を拠点に展開している。

今回のアーカススタジオ内に図書サロン/資料閲覧棚を設置するプロジェクトは、昨年の常総鬼怒川決壊の水害後に一時避難所になった経験をひとつのきっかけに、23年間で蓄積された芸術分野に関するさまざまな資料を、後世に守り継ぎ、今後の文化芸術面での発展に活かすことを目的としている。NPO法人アート&ソサイエティ研究センターとの協働で整備調査に取り組んでおり、国内有数のレジデンスプログラムが蓄積してきた同資料は、文化芸術や地域研究の専門家にとって貴重な資料になるとともに、図書サロン/資料閲覧棚を通じて広く一般に公開されることで、地域の人々をはじめ、誰もがそれぞれの形で活用可能となる。現在、図書サロン/資料閲覧棚の製作・設置資金のためのクラウドファンディングを9月9日23:00まで実施しており、アーカスプロジェクト事業に参加した歴代アーティストの賛同を得て、多彩な「リターン」を用意している。詳細は下記URLを参照。

ARCUS Projecthttp://www.arcus-project.com/

クラウドファンディングREADYFOR内「茨城県守谷市に芸術分野の資料書物が揃う図書サロンをオープン!」プロジェクトページ:
http://readyfor.jp/projects/arcusproject

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