「振動を宿すもの」 眞田 岳彦展


[タイトル] 振動を宿すもの
[アーティスト名] 眞田岳彦
[会期] 2002年10月25日-12月29日

生物、鉱物、物質、光。 すべては振動の差異からなる。

生命とは、私たち生物の身体感覚では、認識不可能な空間にある。

面体を区切る内と外は存在しない。内面は、外面へと続き、外面は、内面へと続く。
線は、集合体として面となり、存在の場を作る。
「私」と「他者」を区切るものも無く、全てに共有された面、あるいは場に、私たちは外包、内包され存在する。

身体にある、目、口、鼻、皮膚や、表皮にある無数の孔は、光を透過し、身体内部にある世界と、外部の環境とを繋ぐ「開かれた」場、「生命を開放」する場となる。

眞田岳彦

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