公募|テルモ生命科学芸術財団「現代美術助成」

2015年9月1日、公益財団法人 テルモ生命科学芸術財団が、現代美術を対象とした助成を新設した。

テルモ生命科学芸術財団は、生命科学分野の科学技術に関する研究助成、普及啓発、国際交流の援助を通じて、日本の科学技術の振興を目的に1987年に設立された。今回、これまで実施してきた科学技術を対象とした助成に加え、現代美術がもたらす「精神と心の活性化」に着目し、現代美術に関する諸活動を対象とした助成を新設した。

助成内容は、a) 制作助成、b) 発表・展示助成、c) 調査・研究助成、d) 現代美術を活用した諸活動の助成と多岐にわたり、最大600万円(300万円x2年間)を含む総額1300万円の助成を予定している。個人での申請の場合は、日本国籍を有する者又は日本に活動の基盤を置く外国籍の者、団体での申請の場合は、日本の美術館・博物館もしくはその他の非営利団体を対象としている。助成内容毎に申請書や対象となる経費などは異なるが、申請の締切はすべて2015年10月31日。(当日消印有効)

提出された申請はその後、小池一子(武蔵野美術大学 名誉教授)、小崎哲哉(京都造形芸術大学大学院学術研究センター 客員研究員)、蔵屋美香(東京国立近代美術館 美術課長)を委員とする選考委員会の審査、理事会の決定を経て、2016年3月に採否の通知が行なわれる。選考課程において、所定の申請書、添付資料に加え、更に詳しい資料等の提出や面接が予定されている。

なお、東京・渋谷に本社を置く、医療機器の製造販売を行なうテルモ株式会社も2015年10月より伝統技術・工芸、現代美術、地域活動を対象とした助成の募集を開始する予定。

公益財団法人 テルモ生命科学芸術財団https://www.terumozaidan.or.jp/

テルモ株式会社http://www.terumo.co.jp/

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