日本の都市と建築をめぐる展覧会、上海で開催

2010年10月14日より11月7日まで、都市と建築をテーマにした『ストラグリング・シティーズ — 60年代日本の都市プロジェクトから』展が上海世界金融センターにて開催される。

建築家の日埜直彦が企画した本展は、1960年代に日本で隆盛を見せた都市への実験的な提案を入口に、現代に至るまでの都市を取り巻くさまざまな状況や、現在の東京に見られる特異性を、模型のみならず、アニメーション、写真スライド、映像といった多様なメディアを交えながら検証する。都市計画とその実現の過程における課題や、実現後との対比など、当時のプロジェクトを事例にとりながら、現代および未来に向けて都市計画のあるべき姿を考察する契機となる展覧会である。

なお、本展は国際交流基金主催による海外巡回展として、上海での展示を皮切りに長期にわたり世界各地を巡回する予定。上海での展示期間中の10月16日には、特別シンポジウム「超都市 上海」として、磯崎新による講演と伍江との対談が同済大学にて予定されている。

展覧会ホームページ
http://www.jpf-exhibition.com/jp/show2.html

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