とうとうたらりたらりらたらりあがりららりとう
2022年11月18日（金）– 11月27日（日）
新宿歌舞伎町能舞台（旧新宿中島能舞台／東京都新宿区歌舞伎町2丁目9-18 ライオンズプラザ新宿2階）ほか
展覧会URL：https://toutoutarari.com/
開館時間：13:00–20:00（土日祝、最終日は13:00-22:00）※11/19、11/26は能舞台公演のため展示なし
会期中無休
キュレーター：渡辺志桜里
コキュレーター：卯城竜太、大舘奈津子
参加アーティスト：飴屋法水たち、石牟礼道子、エヴァ & フランコ・マテス、コラクリット・アルナーノンチャイ、小宮花店、小宮りさ麻吏奈、ザ・ルートビアジャーニー • 動物堂、ピエール・ユイグ、ミセスユキ、渡辺志桜里
チケット販売（Peatix）：https://peatix.com/event/3407193/
2022年11月18日から10日間にわたって、アーティストの渡辺志桜里がキュレーションを手がけ、能の演目「翁」の体現する宇宙論をベースにエコロジーや生態系を再定義する展覧会、能舞台、トークイベントからなるプロジェクト『とうとうたらりたらりらたらりあがりららりとう』が、新宿歌舞伎町能舞台を中心に開催される。
新宿歌舞伎町能舞台は、2022年にSmappa!Groupが1941年に歌舞伎町に設置された「中島新宿能舞台」を購入し、改名。観世流能楽師 中島志津夫による謡・仕舞の稽古をはじめ、さまざまな伝統芸能の上演や文化観光コンテンツの創出を通じ、日本文化を国内外に発信する場としての活用を目指していく。能の演目「翁」の冒頭の言祝ぎ「とうとうたらりたらりらたらりあがりららりとう」をタイトルとする本プロジェクトは、その「翁」に着想を得て、民俗学、文学、絵画、芸能または歴史から、人類を生物、無生物といった自然と同等に扱い、精霊や生物、無機物、言葉、所作をつなぐ生態系を紐解き、この先のエコロジーの可能性と、それが根付 く古層の可視化を試みる。
本展では、国内外のアーティストに限らず、食やインターネット、文筆家や演出家、動物の販売店や花屋など、さまざまな分野の表現者の作品が人間の歴史、環境、自然にまつわるファクトと結びつくことで、独自の世界観を提示する。会期中には、展覧会のほか、梅若家の当主であり、謡の名手である人間国宝の梅若桜雪（実改）師が謡い、大倉流小鼓宗家で人間国宝の大倉源次郎師の小鼓の演奏が入る能の公演、「翁」を題材とし、能という芸能が持つ西洋の主体的な人間中心主義を脱却する構造と可能性などについて、専門家を交え幅広く議論する全３回のトークイベントも開催する。
公演：『翁』(神歌) 謡と小鼓による
2022年11月19日（土）16:30-18:00
謡 シテ 梅若桜雪（実改）、ツレ・地謡 川口晃平、小鼓 大倉源次郎
公演：石牟礼道子新作能『不知火』―謡による
2022年11月26日（土）16:30-18:00
謡 梅若桜雪（実改）、ツレ・地謡 川口晃平
トークイベント①：翁と老女、古代から現代、祭り、芸能、芸術における翁の存在と、周縁的な存在の老女について
登壇者：安藤礼二（文芸評論家）、やなぎみわ（アーティスト）
モデレーター：渡辺志桜里（本展キュレーター）
2022年11月23日（水・祝）19:00-20:30
会場：本展第一会場（新宿歌舞伎町能舞台）付近 ※チケット購入後、購入者に詳細を告知
料金：1,500円（ワンドリンク付き）※展覧会と別料金
チケット販売（Peatix）：https://peatix.com/event/3407193/
トークイベント②：本プロジェクト参加作家の小宮りさ麻吏奈と美術批評家椹木野衣との対談
登壇者：小宮りさ麻吏奈（アーティスト）、椹木野衣（美術批評家）
モデレーター：渡辺志桜里（本展キュレーター）
2022年11月23日（水・祝）19:00-20:30
会場：本展第一会場（新宿歌舞伎町能舞台）付近 ※チケット購入後、購入者に詳細を告知
料金：1,500円（ワンドリンク付き）※展覧会と別料金
チケット販売（Peatix）：https://peatix.com/event/3407193/
トークイベント③：人新世や資本新世における共生はどのように可能なのか？
登壇者：後藤桜子（水戸芸術館現代美術センター学芸員）、吉田真理子（文化人類学者）
モデレーター：渡辺志桜里（本展キュレーター）
2022年11月27日（日）13:00-14:30
会場：本展第一会場（新宿歌舞伎町能舞台）付近 ※チケット購入後、購入者に詳細を告知
料金：1,500円（ワンドリンク付き）※展覧会と別料金
チケット販売（Peatix）：https://peatix.com/event/3407193/