『scopic measure #17:マヤ・エリン・マスダ Ecologies of Closeness 痛みが他者でなくなるとき』

山口情報芸術センター[YCAM]では、気鋭のアーティストのインスタレーションなどを紹介する展示シリーズ「scopic measure」の 第 17弾として、ベルリンを拠点に活動するアーティストのマヤ・エリン・マスダによる新作を含む展覧会「Ecologies of Closeness 痛みが他者でなくなるとき」を開催します。マスダは、映像や液体を用いた作品を通じて、人間中心の社会が自然や動植物に与えてきた影響を問い直し、「クィア・エコロジー」という視点から、国家が生命や出生を管理する「生政治」とテクノロジーの関係を探求しています。本展では、放射線による皮膚の変容や、汚染に晒された動物や土地に起こる変化にまつわるリサーチをもとに制作した新作を中心に、過去作《Pour Your Body Out》( 2023年)などを展示します。作品を通して、目に見えにくい「毒性」と共に生きざるを得ない現実を浮かび上がらせ、そのような環境を生み出した人間と、その影響を受けるさまざまな存在との間に生じる、奇妙で「親密な」関係性を提示します。

《Pour Your Body Out》(2023年) 京都芸術センター 撮影:Takuya Matsumi

 

開催日時:2025年7月5日(土)〜11月2日(日)10:00〜19:00

会場:山口情報芸術センター[YCAM]スタジオB

入場無料

休止日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)

プレスリリース

ウェブサイト

主催:山口市、公益財団法人山口市文化振興財団
後援:山口市教育委員会
助成:令和7年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
技術協力:YCAM InterLab
企画制作:山口情報芸術センター[YCAM]

 

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