久保寛子「赤土」@ GASBON METABOLISM
- 会期
- 前期:2026年6月21日(日) – 8月24日(月)
後期:2026年8月28日(金) – 10月5日(月)開催中 - 会場
- GASBON METABOLISM
- 住所
- 〒408-0205 山梨県北杜市明野町浅尾新田12
- 開館時間
- 11:00–17:00
- 休館日
- 火、水、木
この度GASBON METABOLISMでは、久保寛子個展「赤土」を開催いたします。久保寛子は、先史芸術や民族・民俗芸術、文化人類学などのリサーチをもとに、ワイヤーメッシュや農業用シートなど身近な資材を用いて作品を制作してきました。神話や自然の脅威、周縁化されてきた女性の表象などの題材を、現代的な視点をもって問い直す彫刻作品で知られています。
2026年4月から、福井・金津創作の森美術館で開催されている個展「青の太陽 緑の月」では、昨年滞在したメキシコで得た“太陽”と“月”のイメージを起点に、久保が継続的に探求してきた“農耕”と“工業”、そして農業や工業の現場で使用されるプラスチック製品の色である“青”と“緑”といった対比を通して、それらのあいだに存在する関係性を浮かび上がらせました。
本展では「青の太陽 緑の月」にて展示された作品群をベースに、GASBON周辺の土地へのリサーチと、本展のタイトルでもある「赤土」というテーマを軸に、新たな構成で展示いたします。制作の多くを研究やフィールドワークに費やす久保は、GASBONを初めて訪れた際、日本最古の神社の一つである諏訪大社や、縄文土器・土偶を収蔵する釈迦堂遺跡博物館にも立ち寄りました。そこで神道以前の信仰や八ヶ岳山麓に根付く土着文化に強く惹かれたといいます。さらに、メキシコで出会った古代マヤ・アステカ文明の遺物と日本の先史文化への共鳴、そして現在拠点としている千葉県旭市で採取される赤い粘土「カベト」との出会いが重なり、本展の構想へとつながりました。「赤土」は、異なる時代や土地に存在する信仰や文化を横断し、それらを結びつける媒介として立ち現れます。
GASBONの広大な空間に、久保寛子による大型彫刻やインスタレーション作品が展開され、鑑賞者の身体感覚を巻き込みながら、空間全体をひとつの体験へと変えていきます。また会期中に展示内容が変化する構成も予定しており、訪れる時期によって異なる風景をご覧いただけます。八ヶ岳南麓の自然とGASBONの建築空間の中で展開される久保寛子の世界を、ぜひご体感ください。
11:00–17:00/ 休館日:火、水、木
