ジョシュ・クライン《回収・貯留:ガソリン》2023年 ビデオ、カラー、サウンド 14分25秒 Courtesy: Lisson Gallery; 47 Canal
| MAMスクリーン023:ジョシュ・クライン | |
| 会期 | 2026年4月29日(水・祝) – 9月23日(水・祝) 開催中 |
|---|---|
| 会場 | 森美術館 |
| 住所 | 〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階 [MAP] |
| 開館時間 | 10:00–22:00 火曜のみ17:00まで(ただし、5/5、8/11、9/22は22:00まで) 最終入館は閉館時間の30分前まで MAMスクリーンの上演時間は18:00–22:00 火曜は作品鑑賞不可 |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 企画 | ヴィクター・ワン(森美術館アジャンクト・キュレーター) |
| 料金 | [平日]一般 2300円、学生(高校・大学生) 1400円、シニア(65歳以上) 2000円、中学生以下 無料 [土・日・休日]一般 2500円、学生(高校・大学生) 1500円、シニア(65歳以上) 2200円、中学生以下 無料 ※本展は、事前予約制(日時指定券)を導入しています。 ※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしでご入館いただけます。 ※「ロン・ミュエク」展のチケットで入館可。 |
| URL | https:/ |
ジョシュ・クライン(1979年、米国フィラデルフィア生まれ、ニューヨーク在住)の気候危機をテーマとした連作「回収・貯留」から、《回収・貯留:ガソリン》(2023年)と《回収・貯留:タバコ》(2023年)を紹介します。いずれも日本初公開となります。
2つの作品は、ガソリンの燃焼や煙草を吸うといった、燃焼に関わる日常的な行為を糸口に、気候危機の根底にある資源の採掘、帝国主義、工業化という長期にわたって実装されてきたシステム自体を問い直します。
両作品のタイトルは、気候危機への技術的解決策として、大気中の二酸化炭素を抽出し地下に貯留する実験的手法「二酸化炭素(CO2)回収・貯留」を指しています。クラインは、簡単には変えることのできない社会的・政治的・歴史的な仕組みを「有害な大気」に例え、その除去・封じ込めを試みると何が起こるのかという問いを、この技術を通じて投げかけます。
連作「回収・貯留」が焦点を当てるのは、石油、タバコ、砂糖、綿花といった基幹産業です。その生産と流通は、軍事的・経済的・文化的帝国としての米国の台頭を支えてきました。
これらの素材はまた、気候変動の歴史的起源にある暴力——アフリカ系の人々の奴隷化や先住民の土地収奪——を想起させるものでもあります。本展の2作品において、石油とタバコは、小さく制御された燃焼を通じて、その長い歴史を凝縮した象徴となるのです。
2つの作品は、ガソリンの燃焼や煙草を吸うといった、燃焼に関わる日常的な行為を糸口に、気候危機の根底にある資源の採掘、帝国主義、工業化という長期にわたって実装されてきたシステム自体を問い直します。
両作品のタイトルは、気候危機への技術的解決策として、大気中の二酸化炭素を抽出し地下に貯留する実験的手法「二酸化炭素(CO2)回収・貯留」を指しています。クラインは、簡単には変えることのできない社会的・政治的・歴史的な仕組みを「有害な大気」に例え、その除去・封じ込めを試みると何が起こるのかという問いを、この技術を通じて投げかけます。
連作「回収・貯留」が焦点を当てるのは、石油、タバコ、砂糖、綿花といった基幹産業です。その生産と流通は、軍事的・経済的・文化的帝国としての米国の台頭を支えてきました。
これらの素材はまた、気候変動の歴史的起源にある暴力——アフリカ系の人々の奴隷化や先住民の土地収奪——を想起させるものでもあります。本展の2作品において、石油とタバコは、小さく制御された燃焼を通じて、その長い歴史を凝縮した象徴となるのです。
