駒井哲郎 1920-1976 福原コレクション
4月28日（土）–7月1日（日）
世田谷美術館
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/
開館日時：火–日（ただし4月28日から5月6日の間は無休）
10:00-18:00（入館は閉館30分前まで）
改修工事のための休館から2012年3月31日にリオープンした世田谷美術館では、『駒井哲郎 1920-1976 福原コレクション』が開催される。
駒井哲郎は戦後日本において、新しい美術表現とも関連を持ちながら、とりわけ銅版画の芸術性を高め、重要な視覚表現ジャンルとして定着させた先駆者として知られる。1951年にサンパウロ・ビエンナーレ、1952年にルガノ国際版画ビエンナーレにて受賞。国内では、実験工房にも参加している。
本展では、資生堂名誉会長の福原義春が蒐集し、同美術館に寄贈した銅版画に惹かれた最初期の作品から、晩年の＜日本の四季＞シリーズに至るまでを網羅したコレクションが紹介される。なお、本展は4月28日より5月27日までの第一部「若き日のエッチャーの夢（1935～1960）」と、5月30日より7月1日までの第二部「夢をいざなう版の迷宮（1961～1976）」の二部構成となる。
会期中には、福原義春（株式会社 資生堂 名誉会長）による講演会、湯浅譲二（作曲家・国際現代音楽協会名誉会員・カリフォルニア大学名誉教授・桐朋学園大学音楽部特任教授）による講演会、中林忠良（版画家・東京藝術大学名誉教授）と渡辺達正（版画家・多摩美術大学教授）の両氏による講演会や、駒井哲郎の原版を用いた渡辺達正による公開制作などが企画されている。
講演会「コレクションを語る」
講演者：福原義春（株式会社 資生堂 名誉会長）
聞き手：清水真砂（当館学芸部長）
日時：4月29日（日） 14:00-
会場：世田谷美術館 講堂
参加方法：当日、整理券を配布します
講演会「『レスピューグ』スライド原画に寄せて―実験工房を語る」
講演者：湯浅譲二（作曲家・国際現代音楽協会名誉会員・カリフォルニア大学名誉教授・桐朋学園大学音楽部特任教授）
日時：5月3日（木・祝） 14:00～
会場：世田谷美術館 講堂
参加方法：当日、整理券を配布します
講演会「わが師 駒井哲郎を語る」
講演者：中林忠良（版画家・東京藝術大学名誉教授）
渡辺達正（版画家・多摩美術大学教授）
日時：6月2日（土） 14:00～
会場：世田谷美術館 講堂
参加方法：当日、整理券を配布します
公開制作「駒井哲郎の技法のヒミツ」
制作者：渡辺達正
日時：5月5日（土） 14:00～
場所：世田谷美術館 地下創作室
※多摩美術大学で駒井哲郎の薫陶を受けた渡辺達正氏による、駒井哲郎の原版を用いた公開制作。
「100円ワークショップ」
日時：4 月28日-6 月30日の期間中毎土曜日 13:00～15:00
場所：世田谷美術館 地下創作室Ｃ
参加方法 ：随時受付（参加費 1回100 円）
※小さなお子様から大人の方まで、どなたでもその場で気軽に参加できる版画体験です。
（文中敬称略）