福田尚代《漂着物/ひとすくい/泉》より 2024–2026年 消しゴムに彫刻 作家蔵 撮影:髙橋健治
企画展「福田尚代 あわいのほとり」
2026年2月21日(土)-5月17日(日)
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
https://www.moma.pref.kanagawa.jp/
開館時間:9:30–17:00(入館は16:30まで)
休館日:月(ただし、2/23、5/4を除く)
企画担当:朝木由香(神奈川県立近代美術館学芸員)、髙嶋雄一郎(神奈川県立近代美術館企画課長)
展覧会URL:https://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2025-naoyo-fukuda/
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館では、美術家・福田尚代の個展「福田尚代 あわいのほとり」を開催する。
福田尚代(1967年埼玉県生まれ)は、「世界は言葉でできている」という独自の思索を、言葉と美術を通して探求してきた。始めからも終わりからも同じ文字列として読める「回文」に取り組むほか、本や栞ひも、手紙、鉛筆、消しゴムなど、いずれも言葉に関わり、人の手に触れられた記憶を宿す物を素材に、削る、折る、切り抜く、ほどく、糸で縫う、針穴を穿つといった技法を用いて作品を制作している。1992年に東京藝術大学大学院を修了。1994年から2000年までアメリカに滞在し、現在は埼玉県に在住。
主な個展に、「福田尚代 日な曇り」(YOKOTA TOKYO、2025)、「ひとすくい」(Kanda & Oliveira、千葉、2024)、「コレクション 福田尚代 言葉の在り処、その存在」(うらわ美術館、埼玉、2016)、「福田尚代 慈雨 百合 粒子」(小出由紀子事務所、東京、2013)、「福田尚代展 あなたの船の往くところに」(横浜市民ギャラリーあざみ野、2012)など。グループ展に、「旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる」(東京都庭園美術館、2022)、「雰囲気のかたち―見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの」(うらわ美術館、埼玉、2022)、「開館30周年記念展:ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち 」(DIC川村記念美術館、千葉、2020)、「MOTアニュアル2014:フラグメント―未完のはじまり」(東京都現代美術館、2014)、「ア−ティスト・ファイル 2010―現代の作家たち」(国立新美術館、東京、2010)などがある。また、これまでに『ひかり埃のきみ』(平凡社、2016)、『わたしたち、言葉になって帰ってくる』(私家版、2020)など、10冊余の回文集を発表してきた。同展に併せて作品集『あわいのほとりのひとり』(平凡社)を刊行する。
福田尚代《翼あるもの/岬より『楽しみと日々』》2022年 頁を折り込まれた書物 作家蔵 撮影:髙橋健治
福田尚代《書物の魂#02》2013–2023年 ほぐされた本の栞ひも 東京都現代美術館蔵 撮影:坂田峰夫
本展では、初期から新作に至る主要作品によって福田の創作を紹介するとともに、会場空間を取り込んだインスタレーションを軸に構成する。なかでも、近年福田が関心を寄せる「あわい」をテーマとしたインスタレーション《漂着物/ひとすくい》や《漂着物/波打ち際》を展示する。
関連イベント
アーティストによるギャラリートーク
※詳細はウェブサイトを参照
担当学芸員によるギャラリートーク
2026年3月7日(土)、4月4日(土)、5月2日(土) 各回14:00–14:30
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 展示室
※申込不要、無料(ただし、高校生以上は当日の観覧券が必要)
同時開催
企画展「若江漢字とヨーゼフ・ボイス 撮影されたボイスの記録、そして共振」
2025年11月15日(土)-2026年2月23日(月・祝)
神奈川県立近代美術館 葉山館
https://www.art-it.asia/top/admin_ed_pics/277644/
コレクション展「没後10年 江見絹子—1962年のヴェネチア・ビエンナーレ出品作品を中心に—」
2025年11月15日(土)-2026年2月23日(月・祝)
神奈川県立近代美術館 葉山館
https://www.art-it.asia/top/admin_ed_pics/277730/
企画展「内間安瑆・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ」
2026年3月7日(土)-2026年5月31日(日)
神奈川県立近代美術館 葉山館
コレクション展「たいせつなものII—近年収蔵の彫刻・立体作品から—」
2026年3月7日(土)-2026年5月31日(日)
神奈川県立近代美術館 葉山館
福田尚代《アイスハーケン、そしてアイリス》2018–2024年 脱色されたハンカチに刺繍 個人蔵 撮影:坂田峰夫
福田尚代《メッセージカード #02/トランプ(ハートの2)》2025年 メッセージカードに刺繍 作家蔵 撮影:髙橋健治