心奪(Shinbaï) 魂の略奪、あるいは飛翔 –

エルメス財団共同制作のダンスパフォーマンス 「心奪(Shinbai) ~魂の略奪、あるいは飛翔~」が、2010年9月23日より、青山、スパイラルホールにて来日公演を行います。

本公演はダンサー、エマニュエル・ユインと生け花師範、奥平清鳳による創作パフォーマンスです。
エマニュエル・ユインは63年生まれ、哲学を学んだ後モーリス・ベジャールに師事し、現在はフランスを拠点にダンサー、振付家として、ジャンルの異なるアーチストとのコラボレーションを積極的に行っております。

2001年に京都のヴィラ九条山に滞在したユインは、独創的な生け花を実践する石草流生け花師範、奥平清鳳と出会い、この作品の構想を得ました。
奥平の実践する「立花(華)」と呼ばれる花型法は、一瓶の中に自然の構成要素を取り入れ、神仏に対する祈りにまで昇華させた精神性の高い芸術といわれています。コンテンポラリーダンスと生け花、この神秘的で詩情豊かなパフォーマンスは、舞台全体を大きな花束と見立てて表現されます。タイトルとなった「心奪」とは生け花の枝の真髄である一本の枝を我が物にしようとする主を描いた狂言演目に由来しています。

心奪(Shinbaï) 魂の略奪、あるいは飛翔 -ダンサー、エマニュエル・ユインと生け花師範、奥平清鳳による創作パフォーマンス

2010年09月23日 (木) – 2010年09月26日 (日)
開演:19時30分(9月26日のみ15時)/開場:開演30分前
会員:3,000円
一般:4,000円
お問い合わせ: 東京日仏学院(03-5206-2500)
http://www.institut.jp/ja/evenements/10013

構成:エマニュエル・ユイン
生け花:奥平清鳳
アシスタント:ファニー・ドゥ・シャイエ
舞台美術構成、アニメーション構成、衣装構成:ナディア・ラウロ
音響デザイン:マチュー・ドーズ
照明:ヤニック・フアシエ
アニメーション作成:ロマン・ギエ
衣装制作:ミシェル・アメ
通訳:湯山ななえ
協力:エマニュエル・ドゥ・モンガゾン、パトリック・ドゥ・ヴォス

このプロジェクトはエマニュエル・ユインが2001年、京都のヴィラ九条山に招聘アーティストとして滞在した際の創作活動の一環として誕生しました。藤本幸三氏、東京画廊に感謝の意を表します。
共同制作:アンジェ国立現代舞踏センター(CNDC)、エルメス財団、東京日仏学院、フェスティバル・ドトンヌ・ア・パリ 制作代表:ジャポン・シューペルポジション 

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