2014年日本建築学会賞

2014年4月、日本建築学会は2014年日本建築学会各賞を発表した。昨年は該当作品なしであった作品部門には、篠原聡子と内村綾乃による「SHARE yaraicho」、菅順二による「明治安田生命新東陽町ビル」、山梨知彦、羽鳥達也、石原嘉人、川島範久による「NBF 大崎ビル(旧ソニーシティ大崎)」が選出された。

同賞作品部門は1949年に設置され、近年国内に施行した庭園、インテリアなどを含む建築から、社会的、文化的見地からも極めて高い水準が認められる独創的な作品、あるいは新たな建築の可能性を示唆する優れた作品を対象とする。毎年7月から9月の公募受付期間に、会員の推薦または応募、研究機関、団体及び職場の推薦のあった作品から選出される。昨年は「過去の受賞作品より格段に跳躍した作品でない限り、重賞は避ける」という規定、同学会賞選考委員会運営規定第10条(賞)により、「賞は厳選寡少とする」趣旨にもとづき、該当作品なしとされていた。なお、同賞歴代受賞作品167点をすべて収録した『日本建築学会賞受賞建築作品集|1950-2013 日本の名建築167』(編/日本建築学会)が技報堂出版より今月下旬に刊行される予定。

そのほか、各部門受賞者や選考経過の詳細は下記ウェブサイトを参照。各賞贈呈式は5月30日に建築開館ホールにて開催される。

日本建築学会:http://www.aij.or.jp/

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