【前期】2017年9月16日[土]-11月15日[水]
【後期】11月17日[金]-2018年1月8日[月・祝]
特別展示室 觀海庵
日本美術の長い伝統の中で、多くの画人たちがあまたの優品を残してきました。中でも狩野派は日本美術史上最大の画家集団であり、400年にわたり画壇の中心を担ってきました。狩野派による一連の「三井寺旧日光院客殿障屏画」は原六郎コレクションを代表する作品の一つです。また、日本美術は中国大陸の文化を参照し、取り入れながら発展してきましたが、清時代の画人 沈南蘋は、円山応挙や司馬江漢など、多くの日本画家にも影響を与えたといわれています。司馬江漢は西洋絵画も研究して油彩にも取り組み、近代絵画を先取りしていました。このようなさまざまな画人たちの多彩な表現をご鑑賞ください。
森徹山「百鶴図屏風」 六曲一双(左隻) 江戸時代19世紀(前期展示)
■出品作品
【全期】 円山応挙「淀川両岸図巻 下図」江戸時代/近江八景図硯
近江八景図料紙箱
【前期】 森徹山「百鶴図屏風」江戸時代/狩野派「帰去来・放白鷳図」
(三井寺旧日光院客殿障屏画) 桃山~江戸時代など
【後期】 沈南蘋「老松白鶴図」「双鶴桂子蘭孫図」清時代
司馬江漢「冨嶽図」江戸時代 など
【現代美術】 今井俊満「細雪」1984年 など
沈南蘋「老松白鶴図」一幅 清時代 18世紀(後期展示)
司馬江漢「冨嶽図」一幅 江戸時代 17世紀(後期展示)
【みどころ】
1、桃山~江戸時代に描かれた狩野派による障壁画と、円山応挙の画巻、応挙と同じ江戸時代に活躍した司馬江漢、応挙に学んだ森徹山、また当時の絵師に多大な影響を与えた中国・清時代の画人沈南蘋の絵画を中心に展示いたします。
2、前期では応挙とその門下の森徹山を取り上げ、江戸時代の絵画の潮流を垣間見る機会とします。後期では、同時代に活躍した司馬江漢との対比も織り交ぜて、展示空間を彩ります。
3、全期にわたり円山応挙「淀川両岸図巻」の下図である紙本墨画を公開いたします(前・後期巻き替え)。下図は本図と寸分違わぬ構図で全長約16mに及んで描かれています。山々や樹木、人家といった沿岸の風景は細密に描写され、生き生きと立ち上がる景色からは、応挙の特徴が読み取れるでしょう。また、本図にない特徴として、沿岸の地名が短冊形の方形の中に記されている点にもご注目ください。
【開催概要】
展覧会名 画人繚乱(がじんりょうらん) 英語題名 A Bounty of Art
会 期 【前期】2017年9月 16日[土]-11月15日[水]
【後期】11月17日[金]-2018年1月8日[月・祝]
会 場 ハラミュージアム アーク 特別展示室 觀海庵
群馬県渋川市金井2855-1Tel 0279-24-6585 arc@haramuseum.or.jp
開館時間 9:30 am – 4:30 pm(入館は4:00 pmまで)
休 館 日 木曜日(11月23日は開館)、1月1日
入 館 料 一般1,100円、大高生700円、小中生500円 ※開催中の展覧会・イベントも併せてご覧いただけます
原美術館メンバーシップ会員無料、70歳以上半額、20名様以上団体割引あり。学校団体は特別料金規定あり。
詳細はお問い合わせください。
伊香保グリーン牧場とセットになったお得なチケットもあります。
(一般1,800円、大高生1,500円、中学生1,400円、小学生800円)
[群馬県在住の皆様へ]
県内の小中学生は学期中の土曜の入館無料。
「ぐーちょきパスポート」のご提示により5名様まで入館料各200円割引。
10月28 日[群馬県民の日]
県内在住の 大学生以下無料 、 先着 20 名様にオリジナルポスト カードセットをプレゼント いたします 。
交通案内 JR上越線「渋川駅」より(上越・北陸新幹線利用の場合は「高崎駅」で上越線に乗り換え)伊香保温泉行きバスにて約15分、「グリーン牧場前」下車、徒歩7分。「渋川駅」よりタクシーで約10分。
車の場合、関越自動車道「渋川・伊香保I.C.」より8km、約15分。無料駐車場あり。
併催 「鬼頭健吾 Multiple StarⅢ」現代美術ギャラリーA
「かさねのかたち―原美術館コレクション」現代美術ギャラリーB, C
■ザ・ミュージアムショップよりご案内
下記の日程で展示・販売を行います。併せてお楽しみください。
SHOP@CAFE 「金井訓志 花、美しくも妖しいカタチ」
9月16日[土]-11月8日[水](会場 ハラ ミュージアム アーク カフェ ダール)
http://www.haramuseum.or.jp
http://mobile.haramuseum.or.jp
http://twitter.com/HaraMuseumARC
https://www.art-it.asia/u/HaraMuseum/