近くへの遠回り-日本・キューバ現代美術展帰国展 @ スパイラルガーデン

 

近くへの遠回り-日本・キューバ現代美術展帰国展
2018年6月6日(水)-6月17日(日)
スパイラルガーデン(スパイラル1F)
http://www.spiral.co.jp/
展覧会URL:https://www.jpf.go.jp/j/project/culture/exhibit/domestic/2018/04-01.html
開廊時間:11:00-20:00(6/6は18:30まで)
会期中無休

キュレーター:岡田有美子(インディペンデント・キュレーター)
服部浩之(インディペンデント・キュレーター)
アベル・ゴンサレス・フェルナンデス(インディペンデント・キュレーター)
ブランカ・ビクトリア・ロペス(ウィフレド・ラム現代美術センター キュレーター)

 

国際交流基金は、日本人キューバ移住120周年を記念して、キューバ・ハバナのウィフレド・ラム現代美術センターで開催した展覧会を再構成した帰国展『近くへの遠回り-日本・キューバ現代美術展』を、東京・青山のスパイラルガーデンで開催する。

日本では馴染みの薄いキューバ現代美術だが、本展共催のウィフレド・ラム現代美術センターが主催となってはじめたハバナ・ビエンナーレは、ラテンアメリカやカリブ海を拠点に活動するアーティストに加え、86年の第2回開催よりアフリカ、アジア、中東といった、いわゆる非西洋圏や「南」のアーティストを積極的に紹介してきた。現在ではアメリカ合衆国を含む世界中のアーティストを招聘し、2015年に第12回展が開かれ、第13回展は来年4月に開幕を控えている。

本展は、正木基(美術評論家)とマルガリータ・ゴンサレス・ロレンテ(ウィフレド・ラム現代美術センター)をアドバイザーに、岡田有美子、服部浩之、アベル・ゴンサレス・フェルナンデス、ブランカ・ビクトリア・ロペスの4名が共同で「距離」をテーマにキュレーションを手がける。日本とキューバの二国間における物理的距離や文化的差異といった「距離」に留まらず、「距離」をキーワードに幅広い問題を考える機会を提示する。参加アーティストは、岩崎貴宏、高嶺格、田代一倫、三瀬夏之介、ミヤギフトシ、持田敦子、毛利悠子、そして、ヴェネツィア・ビエンナーレ・キューバ館での展示経験を持つグレンダ・レオン(2013)やレニエール・レイバ・ノボ(2017)、タニア・ブルゲラの運営する「Cátedra Arte de Conducta」で学ぶレアンドロ・フェアル、昨年、ハバナの現代美術センター「ファクトリア・ハバナ」で大規模個展を開いた本展最年少参加作家のホセ・マヌエル・メシアスの11名。

なお、本展に合わせて、キューバから本展キュレーター2名および参加アーティスト4名が来日し、それぞれ、特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]、国際交流基金本部2階ホール[さくら]にて、本展キュレーターの岡田、服部とともにトークイベントを開催する。

 


グレンダ・レオン「Air from Tokyo」2017年 Photo: Maité Fernández Barroso


毛利悠子「polar-oid(o)」(白くまと感光紙)2018年 Photo: Luis Joa

 

関連イベント
アーティスト・トーク ※日本語・スペイン語(通訳あり)
ゲスト:グレンダ・レオン
ホセ・マヌエル・メシアス
レニエール・レノバ・ノボ
レアンドロ・フェアル
モデレーター:岡田有美子(インディペンデント・キュレーター)
服部浩之(インディペンデント・キュレーター)
2018年6月8日(金)18:30-20:30(開場:18:00)
会場:国際交流基金本部2階ホール[さくら](東京都新宿区四谷4-4-1)
定員:100名(事前申込制、先着順)、無料
※申込方法はこちらを参照。

キュレーター・トーク ※英語(通訳なし)
ゲスト:岡田有美子(インディペンデント・キュレーター)
服部浩之(インディペンデント・キュレーター)
アベル・ゴンサレス・フェルナンデス(インディペンデント・キュレーター)
ブランカ・ビクトリア・ロペス(ウィフレド・ラム現代美術センター キュレーター)
2018年6月9日(土)15:30-18:00(開場:15:00)
会場:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト](東京都渋谷区猿楽町30-8ツインビル代官山B-403)
定員:25名(事前申込制)、無料 ※ただしドリンクは有料
※申込方法はこちらを参照。

 


レニエール・レイバ・ノボ「Untitled (military and civilians)」2018年 Photo: Maité Fernández Barroso


持田敦子「Further you go, you may fall or you may learn」2018年 Photo: Luis Joa

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