京都に新たな小劇場「Theatre E9 Kyoto」を建設する計画がスタートした。2018年秋の始動を目指す。
立ち上げるのは、演出家あごうさとしを代表理事とする一般社団法人アートシード京都。現在あごうが芸術監督を務めるアトリエ劇研のほか、京都にある4つの小劇場が閉鎖される状況を受け、若手の演劇公演のためのブラックボックスがなくなることに対する危機感を持った有志が立ち上がった。一般財団法人アートシードは、あごうの他、狂言師の茂山あきら、アーティストのやなぎみわ、ロームシアター支配人の蔭山陽太らが理事を務める。
場所は、京都市が「京都駅東南部エリア活性化方針」の指定区域である東九条地域。企業が所有する倉庫を賃貸し、新たにリノベーション工事を行い、約100席の劇場スペースのほか、カフェ、ギャラリー、アーティストのためのレジデンスを併設する複合文化施設とする。
なお、工事費などはクラウドファンディングを含む寄付で賄うとし、広く支援を呼びかけている。
一般社団法人アートシード京都:https://askyoto.or.jp
クラウドファンディングREADYFOR内「小劇場が迎える変革の時。みんなの力で京都に100年続く劇場を!」プロジェクトページ:
https://readyfor.jp/projects/TheatreE9Kyoto