杉浦非水 時代をひらくデザイン @群馬県立近代美術館

『非水図案絵葉書』より 1915-16年頃 愛媛県美術館蔵

杉浦非水 時代をひらくデザイン
2023年4月22日(土)– 6月18日(日)
(前期:4/22-5/21|後期:5/23-6/18)※会期中、一部展示替えあり
群馬県立近代美術館 1階展示室1
https://mmag.pref.gunma.jp
開館時間:9:30–17:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(5/1は開館)

 

愛媛県松山市出身の杉浦非水(すぎうら ひすい、1876-1965)は日本におけるモダンデザインの先駆者です。東京美術学校日本画選科に学び、洋画家・黒田清輝がフランスから持ち帰ったアールヌーヴォーのポスターや資料に出会い、図案家の道を志しました。明治41年(1908)に三越呉服店に職を得ると、27年間にわたり同店のポスターやPR誌表紙などのデザインを一手に担うかたわら、三越以外にも広告やパッケージのデザイン、多くの本の装丁等を手がけ活躍しました。明快で洗練されたそのデザインは今日もなお私たちをひきつけてやみません。

本展では、非水の故郷に所在する愛媛県美術館の全面的な協力を得て、ポスター、図案集、装丁といった代表的仕事に加え、彼の創作の原点となるスケッチや、写真、遺愛の品々など300点余りを紹介し、その全貌に迫ります。

《新宿三越落成 十月十日開店》 1930年 愛媛県美術館蔵
《爽快美味滋強飲料 カルピス》1926年 愛媛県美術館蔵
《東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通》 1927年 愛媛県美術館蔵

 

関連イベント
講演会「図案家・杉浦非水と日本の消費文化」
講師:神野由紀(関東学院大学人間共生学部教授)
2023年5月27日(土)14:00-15:30
会場:群馬県立近代美術館 2階講堂
定員:100名
申込不要、参加無料

学芸員による作品解説会
2023年5月10日(水)、6月3日(土)14:00-15:00
会場:群馬県立近代美術館 展示室1
申込不要、要観覧料

 

Copyrighted Image