ゲルハルト・リヒター「Painting 1992–2017」

2017年12月5日

《Abstract Painting (946-4)》
2016, oil on canvas, 40 x 50 cm
© Gerhard Richter All rights reserved.

ゲルハルト・リヒター
Painting 1992–2017
2017年12月16日 – 2018年1月31日
冬季休廊:12月28日 – 1月5日


 この度2017年12月16日(土)から、ワコウ・ワークス・オブ・アートにおきまして、現代美術の巨匠ゲルハルト・リヒターによる2年ぶり10度目の個展「Painting 1992–2017」を開催する運びとなりました。

 ワコウ・ワークス・オブ・アートの開廊25周年記念展として、今回、画廊が開廊した年である1992年から今年までの重要な作品をリヒターみずからがアトリエで選りすぐり、本展のために展示構成をおこないました。日本初公開の最新作とともに、世界初公開作品も複数展示致します。

 制作後、作家のアトリエに大切に保管されていた、今回が世界初公開となる1992年から2000年代の油彩画5点、そして、2016年から今年にかけて制作され、ケルンやドレスデンの美術館で公開されてまもない最新の油彩画5点のほか、2011年に、制作スタイルに大きな変化がもたらされる直前に描かれた抽象画も1点展示いたします。この油彩画の完成後、リヒターはデジタル技術の駆使で話題となった「STRIP PAINTING」シリーズの制作を開始しています。また、作家にとって最も重要な風景画《Sils Maria》(2003年)や、写真と絵画の関係を考察し続けるリヒターのエッセンスが凝縮された作品として知られる「Over Painted Photograph」(写真の上に油彩やエナメルで描いた作品)も展示致します。

 ついに「自由になった」(刊行予定の評伝より)と語るリヒターの創造と革新の歴史を、当画廊の25年間の歩みと重ね合わせた記念展となります。この機会にご高覧いただければ幸いです。


■関連書籍■

展覧会カタログ 
発行:ワコウ・ワークス・オブ・アート
予価:2700円 (税抜)
全展覧会出品作に加え、過去25年間に日本で発表してきた代表作の図版をカラーで掲載。テキストには《ベティ》のモデルとなった長女バベッテとリヒターとの親子対談を収録。

評伝 ゲルハルト・リヒター
発行:美術出版社
予価:4000円(税抜)
これまで独・仏・英語で出版され各国で読まれてきた評伝に近年部分を新たに書き加え、美術評論家の清水穰が邦訳した日本で初の作家評伝。約150点の図版を共に収録。
※発売日は12月下旬〜2018年1月の予定です。


■作家の来日はございません■