木村了子 KIMURA Ryoko
ARTIST・日本画家木村了子のblogです。
性器の表現3:男を描くということ その7
久しぶりの「男を描くということ」シリーズその7です。
だいぶ前に書いた「性器の表現2 男を描くということ その6」
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/bxUSaoqMLVTuHWwn3YRP/
に「なぜ日本の春画の男性器は巨大で、西洋ヌードのは極小なのか?の理由を私なりに考えたことがあった」。。と記したままずっと放置していたので、今回はそれを取り上げてみようと思います。
さて以下は日本の春画の男性ヌードと、西洋の宗教画の男性ヌード。

勝川春章 「春宮秘儀図鑑」より

ミケランジェロ 「アダムの創造」より
日本の春画のは、ご存知のっぺりとした体つきにそぐわないド巨根ぶり(笑)!対して西洋のは成熟した青年の肉体美に対し一物は短小包茎、まるで子供のおちんちんです。どう考えても、どちらもリアルにありえないだろうサイズです。
なぜ、当時の絵師・画家たちは、こうした大きさを極端にデフォルメした、「性器」の表現をしたのでしょうか?
まだ、日本のはわかります。なぜなら世の多くの男性が自らに望む、「The 巨根」!
元々日本には国産みの神話があって、男女とも巨大性器は信仰の対象となっています。
江戸時代、春画が欲情をそそる風俗画としてだけでなく、子孫繁栄の縁起物としても扱われていたそうで、すると通俗極まりないセックスシーンも、「神さま」の化身ということになります。栄えある子孫繁栄のためにも、通常の人間サイズよりさらにビックな性器が描かれるのは当然と言えるかと。
逆に極小表現の西洋画。以前知り合いの西洋男性数名に「やっぱり男としては、ビックワンの方がベター?」と聞いてみたところ、ほぼ皆さんYES、当然!とお答えになっていたので、巨根に対する男性的な羨望の価値観は東西同じようです。
なのになぜ?とこれらの絵画を考えてみたとき、西洋の宗教画に描かれた男性達は、ほとんどが神様や天使か、それに担う人物像です(あたりまえか)。そんな方々が人間と同じサイズで良いわけがありません。。。神様ですから!
そして「神」とは純粋で、無垢であり、汚れなきもの。。という意識が男性ヌードの性器を表現する際、通常の人間サイズで描いたとき妙な「生々しさ」を感じたのではないかと思うのです。そこで、人間でいえば限りなく「無垢」に近い、幼き子供の性器を描くことに結びついたのかもしれません。
成熟した肉体美に無垢な「子供の性器」の組み合わせは、美しく汚れなき神の象徴として、絵画上に表現されていったのではないでしょうか。
ちなみに私自身も以前作品に男性器を描いたとき、普通の大きさで描くとなんというか妙に生々しく、エロ・ファンタジーとして、多少の違和感を感じてしまったことがあります。
描写に限らず「リアル」って確かに説得力はあるのですが、なんとなくそこに「夢」を見ることは困難のように感じてしまったのです。

こちらはピコ作の「アモルとプシュケ」より。
夜な夜な人間の美女・プシュケとの情事にふけり、うっとり恍惚の笑みを浮かべる彼女を残してベッドを去る天使アモルの一物は。。。なんてかわいらしいポークビッツ!
どんだけ伸縮率高いんだと驚愕せずにいられません。
夜はベッドで人間相手にどんなにえげつないことをしていても、朝になれば無垢な子供のナニに戻るというわけか。。なんか都合いいなぁwwwwww。
そんなわけで、絵画における西洋と日本の神聖視の違いが、この性器の大小デフォルメ芸術表現を生み出したのではないか。。。。なぁ。。。と、まぁくだらないことをつらつら考えながら春画ターザン君のおちんちんをどんどん巨大化していったわけですけども。

以上、東西絵画男性器大小比較論でした。居酒屋的ヨタ話ですみません。。^^;
最後に。。。ワタクシ今回文中に「巨根」を連発しましたが、私も含めて多くの女性は、男性のみなさまに「巨根」を求めているかといえば、そうでもないですよーーーと、付け加えさせていただきますね。。。
つづく
ところで、「男を描くということ」は、私自身が「男性」を描こうと思ったきっかけから経緯までを綴っていこうと始めたブログテーマ・シリーズです。
以前の記事よりちょっと時間が空いてしまいましたが、はじめてこのブログを訪れてくださった方、是非最初からお読みになって下さると嬉しいです。今後も不定期更新の予定!
男を描くということ その1
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/LUH8BAPripEWeCozNbIX/
男を描くということ その2
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/hb35BWlRO7kdETjea9pS/
男を描くということ その3
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/TtYp4fnzqXHVix16Qbkl/
男を描くということ その4
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/XHuKsWEV4JDB2MP3jcev/
男を描くということ その5
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/INyhoUz9KFsJawVknSf5/
男を描くということ その6
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/bxUSaoqMLVTuHWwn3YRP/
だいぶ前に書いた「性器の表現2 男を描くということ その6」
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/bxUSaoqMLVTuHWwn3YRP/
に「なぜ日本の春画の男性器は巨大で、西洋ヌードのは極小なのか?の理由を私なりに考えたことがあった」。。と記したままずっと放置していたので、今回はそれを取り上げてみようと思います。
さて以下は日本の春画の男性ヌードと、西洋の宗教画の男性ヌード。

勝川春章 「春宮秘儀図鑑」より

ミケランジェロ 「アダムの創造」より
日本の春画のは、ご存知のっぺりとした体つきにそぐわないド巨根ぶり(笑)!対して西洋のは成熟した青年の肉体美に対し一物は短小包茎、まるで子供のおちんちんです。どう考えても、どちらもリアルにありえないだろうサイズです。
なぜ、当時の絵師・画家たちは、こうした大きさを極端にデフォルメした、「性器」の表現をしたのでしょうか?
まだ、日本のはわかります。なぜなら世の多くの男性が自らに望む、「The 巨根」!
元々日本には国産みの神話があって、男女とも巨大性器は信仰の対象となっています。
江戸時代、春画が欲情をそそる風俗画としてだけでなく、子孫繁栄の縁起物としても扱われていたそうで、すると通俗極まりないセックスシーンも、「神さま」の化身ということになります。栄えある子孫繁栄のためにも、通常の人間サイズよりさらにビックな性器が描かれるのは当然と言えるかと。
逆に極小表現の西洋画。以前知り合いの西洋男性数名に「やっぱり男としては、ビックワンの方がベター?」と聞いてみたところ、ほぼ皆さんYES、当然!とお答えになっていたので、巨根に対する男性的な羨望の価値観は東西同じようです。
なのになぜ?とこれらの絵画を考えてみたとき、西洋の宗教画に描かれた男性達は、ほとんどが神様や天使か、それに担う人物像です(あたりまえか)。そんな方々が人間と同じサイズで良いわけがありません。。。神様ですから!
そして「神」とは純粋で、無垢であり、汚れなきもの。。という意識が男性ヌードの性器を表現する際、通常の人間サイズで描いたとき妙な「生々しさ」を感じたのではないかと思うのです。そこで、人間でいえば限りなく「無垢」に近い、幼き子供の性器を描くことに結びついたのかもしれません。
成熟した肉体美に無垢な「子供の性器」の組み合わせは、美しく汚れなき神の象徴として、絵画上に表現されていったのではないでしょうか。
ちなみに私自身も以前作品に男性器を描いたとき、普通の大きさで描くとなんというか妙に生々しく、エロ・ファンタジーとして、多少の違和感を感じてしまったことがあります。
描写に限らず「リアル」って確かに説得力はあるのですが、なんとなくそこに「夢」を見ることは困難のように感じてしまったのです。

こちらはピコ作の「アモルとプシュケ」より。
夜な夜な人間の美女・プシュケとの情事にふけり、うっとり恍惚の笑みを浮かべる彼女を残してベッドを去る天使アモルの一物は。。。なんてかわいらしいポークビッツ!
どんだけ伸縮率高いんだと驚愕せずにいられません。
夜はベッドで人間相手にどんなにえげつないことをしていても、朝になれば無垢な子供のナニに戻るというわけか。。なんか都合いいなぁwwwwww。
そんなわけで、絵画における西洋と日本の神聖視の違いが、この性器の大小デフォルメ芸術表現を生み出したのではないか。。。。なぁ。。。と、まぁくだらないことをつらつら考えながら春画ターザン君のおちんちんをどんどん巨大化していったわけですけども。

以上、東西絵画男性器大小比較論でした。居酒屋的ヨタ話ですみません。。^^;
最後に。。。ワタクシ今回文中に「巨根」を連発しましたが、私も含めて多くの女性は、男性のみなさまに「巨根」を求めているかといえば、そうでもないですよーーーと、付け加えさせていただきますね。。。
つづく
ところで、「男を描くということ」は、私自身が「男性」を描こうと思ったきっかけから経緯までを綴っていこうと始めたブログテーマ・シリーズです。
以前の記事よりちょっと時間が空いてしまいましたが、はじめてこのブログを訪れてくださった方、是非最初からお読みになって下さると嬉しいです。今後も不定期更新の予定!
男を描くということ その1
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/LUH8BAPripEWeCozNbIX/
男を描くということ その2
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/hb35BWlRO7kdETjea9pS/
男を描くということ その3
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/TtYp4fnzqXHVix16Qbkl/
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http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/XHuKsWEV4JDB2MP3jcev/
男を描くということ その5
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/INyhoUz9KFsJawVknSf5/
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「男を描くという事」全部、後でゆっくり読ませていただきま~す。
今後も色んな男性の姿を描いてくつもりです^^。
神奈川県に住む40才男です。
絵を見ていて、モデルになってみたいと感じました。これからも頑張ってくださいませ。