木村了子 KIMURA Ryoko

ARTIST・日本画家木村了子のblogです。

【翻訳:自動 原文:日】

股間若衆-男の裸は芸術か?7/26夜8時トークのお知らせ

ちまたで話題になっております、木下直之氏著の「股間若衆」。
http://p.tl/-EmH



サブタイトルは「男の裸は芸術か?」です。そりゃもちろん、芸術です!!!

そんな「股間若衆」を中心に、「男の裸は芸術か?」を語りつくすトークがニコニコ生放送にて開催されます。私も参加させていただくことになりました。

突然ですが、7月26日20:00~より詳細は以下で。
えっと、明日夜8時です!!
男の裸が芸術かどうか気になる方は、8時だよ全員集合!!!

てなかんじでよろしくお願いいたしますー。


http://live.nicovideo.jp/watch/lv100913740


男の裸と芸術を巡る知られざる歴史とは?「股間」から紐解く、性器のトークショー!

今年の3月に出版された『股間若衆-男の裸は芸術か-』(新潮社)。
幕末から現代まで、美術家による股間表現を巡る葛藤と挑戦の歴史が描かれた、
東京大学大学院教授の木下直之氏による前代未聞の研究書だ。

木下氏が語る股間に秘められたもうひとつの歴史とは・・・・・・!!
股間から見る、もう一つの美術史。男の裸(主に股間)だけを考え続ける90分!

司会は、BL・ジェンダー論を研究し、股間に造詣の深い金田淳子氏。
ゲストとして、初代『薔薇族』編集長の伊藤文学氏、
そして、男性(イケメン)をモチーフとした作品を手がける日本画家の
木村了子氏を招き、男の股間を語り尽くします。

【出演者】
金田淳子(司会・研究者)
木下直之(東京大学大学院 人文社会系研究科 教授)
伊藤文学(初代『薔薇族』編集長)
木村了子(日本画家)

【ハッシュタグ】
ニコ論壇公式ハッシュタグ「#nicoron」を使用ください。

【Twitter】
ニコ論壇公式アカウント
@nicorondan


で、ございます。
「股間若衆」、面白かったですよ!日本近代美術における、男性ヌードの扱われ方の歴史が本当によく分かる本で、大変勉強になりました。
詳しくは。。。明日トークで!是非ご覧になってみてください!

しっかしすごいメンツ!でのトークに、怒張ならぬ超緊張です。
何着ていこうかな~♪せっかくの男モチーフの魅力を語りまくれそうな機会をいただいたことに感謝すると共に、楽しんでこようと思います。


そんなわけで、今更ですが暑中お見舞い申し上げます。


ちょっと、涼しげなドローイングをつけてみたり。

ところで、私がこのブログで書いていた「男を描くということ」というブシリーズ記事=なぜ私が男を描きはじめたのか、などを本音を交えつつ綴っていたのですが(現在ちょっとサボリ中。そのうち再開させます!)。

今回のトークは、その記事をご覧になり、お呼び下さったとの事。
いやーなんでもいので思ったこと書いておくモンですね!

「男を描くということ」は、その1~その7まで、番外編もちょっとあったりします。
もちろん、今後ぼちぼち続ける気です。
ご興味がありましたら、ぜひお読み下さいましー。

◆男を描くということ(ブログカテゴリ)
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/?y=&m=&d=&ca1=3


男を描くということ その1
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/LUH8BAPripEWeCozNbIX/

男を描くということ その2
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/hb35BWlRO7kdETjea9pS/

男を描くということ その3
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/TtYp4fnzqXHVix16Qbkl/

男を描くということ その4
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/XHuKsWEV4JDB2MP3jcev/

男を描くということ その5
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/INyhoUz9KFsJawVknSf5/

男を描くということ その6
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/bxUSaoqMLVTuHWwn3YRP/

男を描くということ その7
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/Ze5k4vKBWUaQn9D2w0b7/


◆HP更新しました!去年のミヅマアクションでの個展の作品などご覧いただけます。

http://www.ryokokimura.com/



あわせてよろしくお願いしますー。
2012年7月25日

【翻訳:自動 原文:日】

女を描くこと・座談会@アートコレクター誌

明日発売の『アートコレクターNo23』の特集「美しきかな絵の中の女性たち100人」にて、「女性像を描くこと」をテーマに座談会を行わせていただきました。


メンバーは左より、村岡貴美男さん(日本画:女を描く男)、私(日本画:木村了子)、湯真藤子さん(油画:女を描く女)です。私は男を描く逆説的な立場から参加させて頂きました。
お二方ともプライベートでも親しいので楽しく語り合えましたが、話それまくり脱線しまくりで、そのツケは原稿をまとめる時にがっつり払うことになりました。。

とはいえ三者三様、画家の本音を交えながらのトーク、楽しく「女性を描くこと」について話し合えたかと思います。30-32Pに掲載されています。是非読んでみて下さい!

さて一足早く届いたので感想を。。。
今日ツイッターで色々つぶやいたことをまとめておこうかと思います。

今回の特集「美しきかな絵の中の女性たち100人」。ざっと100人の男女混合現存アーティスト約100人が描いたさまざまな絵の女をみてると、なんだか欲望でムンムン渦巻いてるようなオーラを本から感じました。
欲望=エロ(情欲)だけというのではなく、それぞれ理想の女性、分身としての女性に対する想い、美しさへの渇望、など。。100人分の凝縮した欲望を投影した女性を一気に見るとそれは壮観で、ム・ハァ~っとなってきます……とにかく、濃いいです!

いつか是非、誌面だけでなく実際に「絵の中の女性たち100人展」などしていただきたい。ナマの絵から放たれる数々の女性像より匂いたつ想いがもぁ~っと会場内にあふれ出すに違いない!かなり面白いと思いますし、十分できる可能性はあるんじゃないかとw。


村岡貴美男さん(右「海繭」)と湯真藤子さんの女性像(左「しらゆきひめ」)。

では「絵の中の男性たち100人」はどうでしょうか?100人のアーティストが描く「男性」。探してみると結構あるんじゃないかと思います。きっと、女性特集に負けないぐらいムンムンしてて、面白いと思う!!!
ですが、美術雑誌にこうした複数の画家の描く「男性像」特集はほとんど見ることができません。美術史において「男性像」が「女性像」ほどジャンルとして傑出しないのは、「男性像」=「人間像」という意識で見ているからなんじゃないでしょうか。

描き手の男女問わず、こうして描かれた女性像をまとめてズラッと見ていると、ヒューマン、というよりはやはり、ジェンダー感の方が強く感じられました。
では男性像をヒューマンじゃなくてジェンダー、性的に見ると、アートの世界ではゲイアートが主流となります。つまり男画家×男モチーフの性、と愛。女画家の性と愛の対象としての「男性像」は、ファインアートにおいてはなかなか見られません。

もちろん私は女性の画家として、それをテーマに男性像を描いて行きたいと思っています。
そしてすっかり女性を描く気が失せてしまいました(笑)。
女が男を愛するのはとても自然な事なのに、どうして女性が男を描くことはほとんど行われなかったんだろう?いわゆるファインアートにおいては、です。
これは私の単純な疑問であり、画家としての永遠のテーマになりそうです。


もうすぐ寅年も終わりですね。。。(汗)私の虎屏風

それはそれとして、ヒューマンもジェンダーも含めた男性像100枚集めました特集、是非見てみたい!というかやってみたいです!
男の絵100点、想像するだけで鼻血出そう!絶対面白いと思うのですwww!!!

日本のみでなく、海外も含めた現代アートを中心に、美術史から肖像画や役者絵、古典の宗教画(キリスト画、仏像)を含めて「男性像」と再考すれば、男性像100ぐらいはいけるんじゃないかなーと。。
今から少しずつ集めて、来年春の個展が終わったらWebかなんかにまとめてみたいですね。
もちろんアート系雑誌が食いついて下さったら言うことなし!見てみたくないですか?

話がそれちゃったのですが、そんなわけでアートコレクター女性特集、明日25日発売です!
是非ご覧&お読みになって下さい。

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◆男を描くということ(カテゴリ)
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/?y=&m=&d=&ca1=3

◆木村了子@Twitter
http://twitter.com/KimuraRyoko

◆湯真藤子blog
http://yumatoko.at.webry.info/
http://www.art-it.asia/u/yumatouko/

◆村岡貴美男:今月26日まで銀座・山下画廊にて個展やってらっしゃいます、是非~♪
http://www.g-yamashita.jp/whatsnew.html

2010年10月25日

【翻訳:自動 原文:日】

性器の表現3★1000Hits over記念プレゼント!

先日書きました記事「性器の表現3:男を描くということ その7」
http://bit.ly/bhu95z

すごいアクセスをいただきまして、その数字にぶったまげていたのですが。。。

現在、なんと1325Hits!うわwwww嘘みたいです!なぜっ???

お読みいただいた皆さま、ツイッターなどでリンクを貼っていただけた方々、誠にありがとうございます~!!!
つい1000Hits超えた記念にPrt Scなんて撮っちゃった☆自分がちっちぇぇぇぇ~~~と思いながらも超嬉しい(喜)!


Becauseアクセスランキング上位の記事、メゾン・ド・エルメスさんに原美術館さん、巨匠・大竹伸朗さんですよ!Japan現代美術界超セレブ記事に交じって私の書いた「性器の表現 男を描くということ…」がある不思議さ(笑)なんでや。

ネット上だとこういうこともあるんですね~。
「男を描く~」は画像掲載規制のないArt it SNSだからこそ出来たシリーズで(元ブログのYaplogではことごとく掲載不可^^;)、本当にありがたいです。
ついでに言えば、もう少しSNSも画像掲載数増やしてほしいな。。。
Art itさん、お願いします~!!
そして、改めてご愛読くださっているみなさま、本当にありがとうございます。
励みになっております!

さてそんなわけで!1000Hits over感謝記念☆プレゼント実施します!!!
是非是非ご応募下さいませ☆


A:「おやゆび王子」 1名の方に 

記事のテーマに沿って?成熟した肉体に、おやゆび大の。。。。です。
こういうのもパイパンというのでしょうか?完全無毛男子を描くのははじめてかも。
はがきサイズの洋紙にオリジナルドローイングをプリントし、手彩色を施したデジタル&アナログワーク。基本的にギャラリーなどで販売することはありません。落款、サイン入り。


B:ペナント風ステッカー(シール・A5サイズ) 5名の方に

ツイッターで記念プレゼントなににしよう?とつぶやいたところ、ペナントというアイディアをいただきました。
気合入れて作ってみたけど「木村了子」がやたらでかくて、かなりダセwwwww仕上がりです。無駄に高級感のある雁皮和紙のシールになっていますが、印刷はゆるめでそこがまた場末のみやげ物感があるかもです。

手作りにつき切り込みは入っていません。カットしてご使用下さいね。

ryo09ko(あっとまーく)gmail.com
上記のアドレスの(あっとまーく)を@に変えて、件名に「性器の表現3 プレゼント希望」と書いて、メールにてご応募下さい。ご感想などいただけると嬉しいです。

〆切は9/9、24時までとさせていただきます。是非、ご応募下さい~。

選考は独断と偏見+あみだくじかなんかで。。
当選した方には、メールでお知らせさせていただいた上でご住所をお伺いし、メール便で発送いたします。(今月末ぐらいまでには。。)

※なお、このプレゼントは、Artist・木村了子が個人の責任で行うものです。
個人情報の取り扱いには厳重に注意いたしますが、今後、個展などの展覧会情報など、メールでお送りさせていただきます。ご了承の上、ご応募下さい。


さて、「性器の表現3:男を描くということ その7」にはさまざまなご意見&ご感想をいただきました。
パブリックな宗教画を、ポルノである春画と比較すべきではない、というごもっとも^^;なご意見から、稲垣足穂が西洋絵画に描かれたペニスの小ささに言及した文章がありましたよ~という情報提供(KUTAJAさんThank youです!)、また、女性の立場からデカければいいというものではないのにも激しく同意(笑)。。。などなど。ありがとうございます!色んなところで話のネタにもなりました。

個人的には、春画=ポルノグラフィーという見解、意味的には確かにそうなんだけどニュアンスとしてはちょっとしっくりきません。。。が、春画の説明が甘い!という厳しいご意見もいただいたので、予想外の反響に戸惑いつつもせっかくだし色々調べてまた近々、補足記事を書こうとかなと思っています。

今後とも、私的見解で、「男を描くということ」シリーズ、続けて行こうと思っています。お楽しみいただければ幸いです!他の記事も是非、読んでみてくださいね~。


Twitterでもときどきつぶやいてます。
http://twitter.com/KimuraRyoko

2010年9月3日

【翻訳:自動 原文:日】

性器の表現3:男を描くということ その7

久しぶりの「男を描くということ」シリーズその7です。
だいぶ前に書いた「性器の表現2 男を描くということ その6」
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/bxUSaoqMLVTuHWwn3YRP/

に「なぜ日本の春画の男性器は巨大で、西洋ヌードのは極小なのか?の理由を私なりに考えたことがあった」。。と記したままずっと放置していたので、今回はそれを取り上げてみようと思います。

さて以下は日本の春画の男性ヌードと、西洋の宗教画の男性ヌード。

勝川春章 「春宮秘儀図鑑」より


ミケランジェロ 「アダムの創造」より

日本の春画のは、ご存知のっぺりとした体つきにそぐわないド巨根ぶり(笑)!対して西洋のは成熟した青年の肉体美に対し一物は短小包茎、まるで子供のおちんちんです。どう考えても、どちらもリアルにありえないだろうサイズです。
なぜ、当時の絵師・画家たちは、こうした大きさを極端にデフォルメした、「性器」の表現をしたのでしょうか?

まだ、日本のはわかります。なぜなら世の多くの男性が自らに望む、「The 巨根」!
元々日本には国産みの神話があって、男女とも巨大性器は信仰の対象となっています。
江戸時代、春画が欲情をそそる風俗画としてだけでなく、子孫繁栄の縁起物としても扱われていたそうで、すると通俗極まりないセックスシーンも、「神さま」の化身ということになります。栄えある子孫繁栄のためにも、通常の人間サイズよりさらにビックな性器が描かれるのは当然と言えるかと。

逆に極小表現の西洋画。以前知り合いの西洋男性数名に「やっぱり男としては、ビックワンの方がベター?」と聞いてみたところ、ほぼ皆さんYES、当然!とお答えになっていたので、巨根に対する男性的な羨望の価値観は東西同じようです。

なのになぜ?とこれらの絵画を考えてみたとき、西洋の宗教画に描かれた男性達は、ほとんどが神様や天使か、それに担う人物像です(あたりまえか)。そんな方々が人間と同じサイズで良いわけがありません。。。神様ですから!

そして「神」とは純粋で、無垢であり、汚れなきもの。。という意識が男性ヌードの性器を表現する際、通常の人間サイズで描いたとき妙な「生々しさ」を感じたのではないかと思うのです。そこで、人間でいえば限りなく「無垢」に近い、幼き子供の性器を描くことに結びついたのかもしれません。
成熟した肉体美に無垢な「子供の性器」の組み合わせは、美しく汚れなき神の象徴として、絵画上に表現されていったのではないでしょうか。

ちなみに私自身も以前作品に男性器を描いたとき、普通の大きさで描くとなんというか妙に生々しく、エロ・ファンタジーとして、多少の違和感を感じてしまったことがあります。
描写に限らず「リアル」って確かに説得力はあるのですが、なんとなくそこに「夢」を見ることは困難のように感じてしまったのです。



こちらはピコ作の「アモルとプシュケ」より。
夜な夜な人間の美女・プシュケとの情事にふけり、うっとり恍惚の笑みを浮かべる彼女を残してベッドを去る天使アモルの一物は。。。なんてかわいらしいポークビッツ!
どんだけ伸縮率高いんだと驚愕せずにいられません。
夜はベッドで人間相手にどんなにえげつないことをしていても、朝になれば無垢な子供のナニに戻るというわけか。。なんか都合いいなぁwwwwww。


そんなわけで、絵画における西洋と日本の神聖視の違いが、この性器の大小デフォルメ芸術表現を生み出したのではないか。。。。なぁ。。。と、まぁくだらないことをつらつら考えながら春画ターザン君のおちんちんをどんどん巨大化していったわけですけども。



以上、東西絵画男性器大小比較論でした。居酒屋的ヨタ話ですみません。。^^;


最後に。。。ワタクシ今回文中に「巨根」を連発しましたが、私も含めて多くの女性は、男性のみなさまに「巨根」を求めているかといえば、そうでもないですよーーーと、付け加えさせていただきますね。。。


つづく

ところで、「男を描くということ」は、私自身が「男性」を描こうと思ったきっかけから経緯までを綴っていこうと始めたブログテーマ・シリーズです。
以前の記事よりちょっと時間が空いてしまいましたが、はじめてこのブログを訪れてくださった方、是非最初からお読みになって下さると嬉しいです。今後も不定期更新の予定!


男を描くということ その1
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/LUH8BAPripEWeCozNbIX/

男を描くということ その2
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/hb35BWlRO7kdETjea9pS/

男を描くということ その3
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/TtYp4fnzqXHVix16Qbkl/

男を描くということ その4
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/XHuKsWEV4JDB2MP3jcev/

男を描くということ その5
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/INyhoUz9KFsJawVknSf5/

男を描くということ その6
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/bxUSaoqMLVTuHWwn3YRP/


2010年8月10日

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性器の表現2:男を描くということ その6

こちらは昨年アートコレクター誌に袋とじ掲載された春画で、絹本に描いています。


タイトルは、「お昼寝ターザン、童貞喪失危機一髪!」 (2009)。
こちらは4月のKIDO PRESSでの個展でも展示するつもりです。
ちなみにこの絵には、自作の文を添えました。

  「青く茂る密林の午後、美しい夢のなかにあるターザン。
  たくましい肢体を母なる大地に横たわらせ、心地よく眠り込んでいます。
  ただひとつ、汚れを知らない彼の男茎だけが、ぐんぐん空へ伸びているのは、
  その美しい夢のせいでしょうか。。。

  彼の発する青い果実のような芳香(フェロモン)に誘われてか、
  一匹の雌ゴリラが現れました。
  まあ、これは私の大好きなバナナかしら?それとも。。。?

  お昼寝ターザンの運命は如何に!?


先の記事にも書きましたが、男性器(一応ゴリ子の女性器も)を描いたのは実に4年ぶり。
実は私自身がこの4年間の間に「乙女返り」しておりまして、露骨な性器を描くのはちょっと戸惑いがありました。

あと、できればカラミで、と頼まれたのでお相手の女性を描かなければならないのですが、すっかり男性を描くのにハマっていたので、「女のハダカ」を描くことに全くモチベーションが湧きませんでした。。。

そんな時、ふっと以前NHKの番組で放映された、チンパンジーの交尾シーンを思い出しました。チンパンジーの交尾は、一匹のメスに対し、複数のオスによる集団姦通といった形で行われます。

メスは発情期になると木の枝などに捉まり、お股を広げっぱなしでオスを迎えます。そうすると代わる代わる多数のオスがやってきて、ハイ次、ハイ次、と、順番に交尾するのです。

つまり、オスは彼ら自身が戦ってメスを得るのではなく、メスの膣内で彼らの精子たちが戦うのです。そして、複数のオスの天文学的な数の精子の中で、勝ち抜いた強い精子だけがメスの子宮に着床し、強い遺伝子を持った子供が生まれる、というシステムになっているようです。
その際、雌が何の感動もなく、鼻をほじりほじり、アクビしながらオスにやらせている姿が印象的でした。

その番組は確か、「男のY染色体が危ない!」といった内容だったと思います。
ヒトのオスと、チンパンジーのオスの精子が顕微鏡で映し出され比較されていたのですが、もう悲しくなるぐらい元気さが違うのです。
チンパンジーの精子、マジ、Suggeeeeeee。。。超元気でした。
ヒトの精子の弱さは、長年一夫一妻制で、オス同士が戦う必要が無くなった故、遺伝子レベルで生じた問題とのことです。まぁ、他にも環境ホルモンとかあるようですが。

そんなわけで?上記のチンパンジーの印象が脳裏に色濃く浮かび上がり、ターザンのお相手は同じく類人猿のゴリ子ちゃんにしました。

ターザンの原作では彼はゴリラに育てられ、ゴリラの集団の中で育ったとあります。そしてやがて、研究者のジェシーと結ばれる。。。という設定なのですが、ちょっと待て!
私の(描いた)かわいいターザンを、ポッと出の人間の女なんかにくれてやるもんか!

また、人間の男の子も、チンパンジーのように元気だといいね、という思いも込めて。。
すいません、この絵に関しては、まったくなんも考えずに描きました。。。

久しぶりに描く男性器に、編集者の女性と「なまなましいね☆」と赤面しつつ、なぜ日本の春画のは巨大で、西洋ヌードのは極小なのか?の理由を私なりに考えたことがあったので、それらを比較検討するつもりが、ついチンパンジーの話に熱が入ってしまいました。。。
気が向いたらまた書きます。

ところで、以前「別冊太陽」誌に、以前作っていたステンドグラスにかこつけてエッセイを書きました。

 2002年
錚々たる執筆郡に混じって駄文で恐縮ですが、是非お読み下さいましー。
私の春画考- 宗教芸術の「聖」と浮世絵春画の「性」(別冊太陽春画 江戸の絵師四十八人)
http://ryokokimura.com/j-essey1.html

このステンドグラス作品についてはこちら
http://ryokokimura.com/ws04-kimura-ryoko.html

つづく。

→男を描くということ その7へ
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/Ze5k4vKBWUaQn9D2w0b7/
2010年2月25日

【翻訳:自動 原文:日】

性器の表現:男を描くということ その5

男を描くということその4↓からの続きです。
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/XHuKsWEV4JDB2MP3jcev/

男性ヌード撮影も無事終了し、今度はそれを資料にいよいよ描くことになります。

さて、「男性ヌード」を描く上でどうしても避けられないのが、「PENIS」、
性器の表現です。
女性のはそれこそ、お股パカーンしていただかない限りめったに見えることはないですが、
男性器は普通に前にブラブラ付いています。見ないわけにも、描かないわけにもいかない。



男体盛りの際、試みた表現。マツタケのクリームパイ。きのこってそのまんまですが。。

エロ系の絵を描き始めた当初、性器自体を描くことには興味を持てなかったので、
わざわざ描いたりはしませんでした。
個人的な意見としては、「性器」を描くことが直接「エロティシズム」に結びつく
とは思っていません。
私が言うのもなんですが、やっぱりなんとなく、ダイレクトすぎる(笑)。。。
「秘すれば花」というのではないですが、やはり見えないところにこそエロスは宿ると
今でも思っています。

そんな私に、ひとつの仕事が舞い込みました。女性のためのHow to Sex絵本
「ROSE」です。
この仕事で、ン十本の男性器、ン十コの女性器を描くハメになりました。


Roseより

性技四十八手薔薇窓。これも入れたら+48。。

以前、男性批評家から「かの上村松園は自分のオ○○コを写生していたそうだ、
君もそれぐらいできなくてどうする」みたいなことを言われたことが何度かあります。
前に書いた、「自分をさらけ出す」というのも、この意味が含まれるかもしれません
(男を描くということ、その2参照)。
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/hb35BWlRO7kdETjea9pS/

ところでそんなに自分の性器を描くこと、というのがアーティストにとって大事なこと
なのかしら?と思いつつ、その際資料も足りなくなって、しょーがねーな、エーイと
やってはみましたが(どれがとは言いませんが…迷惑だろうし)、実際やってみた感想は、
「まあ、こんなもんか」という感じでした。

といいますか、この時とにかく大量の男・女性器を描いたのですが、描いているとただの
「モノ」と化してくるんです。
それが自分のであろうが、他人のであろうが、だんだん感覚が狂ってくる。
「私は今、何描いてるんだっけ?」なんというか、これが猥褻物である、という感覚は
全くなくなってきます。 ただの「モノ」。

これらを描いて発表した当初、「どうしてこんな恥ずかしい絵を描けるのかしら・・・?」
と、女性客から素直な感想をいただきましたが、「恥ずかしい」ものを描いている、という
感覚は、当時の私には全くありませんでした。

しかしながら、ン十個も描いているとさすがに飽きてきて、女性器なんかはもうウンザリ。
今は頼まれても描きたくないです。
また、一度描きたかった男性の「オナニー」も描いて気も済み「もういいや」と思っていた
とある日、男の子が立ちションをしているのを目撃しまして、無性にそれが神聖なものに
見えました。

いわゆる小便小僧ですが、排泄、という生きる上でごく当たり前の行為を、うつむいて、
出てくるお小水の行き先をじっと見つめて、淡々と出るに任せている。
思わず「これ、描きたいなー」と思いました。
ちょうどその頃、横浜美術館へルーブル展を見に行き、アングル様の「泉」を拝見
していたので、それにあやかり私はこの絵を「6月の泉」と名づけました。


「6月の泉」掛け軸です。右はあんぐる様の泉。。ほんっとスイマセン。。。。
この作品を最後に、しばらく男性器を描くことをはなくなりました。
正真正銘、気が済んだ。。。(-.-)

が、先日アートコレクター誌に頼まれて春画を描き、実に4年ぶり、ひっさしぶりに男性器を描きました。そのときの感想は。。。
この当時(05年)とは異なり、ちょっと、恥ずかしかったです。。^^;
その理由は、、おいおい書こうと思います。

長くなりましたのでつづく。

次も「性器の表現」です。日本の春画と、西洋の男性ヌードにおける男性器の表現を比較してみたいと思います。
きちんとまとまるかしら。。。?


→男を描くということ その6へ
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/bxUSaoqMLVTuHWwn3YRP/
2010年2月21日

【翻訳:自動 原文:日】

「男」を描くということ その4

男を描く~3の、男性ヌードモデルの続きです。

さあ!モデルさんに快くお引き受けいただき、やってみました男体盛り!
スタジオの使用時間が限られていたので、ゆっくり見て描く時間は無く、写真撮影のみ。
殿方の御体に旬の食材を盛り付ける。。ドッキドキです!果たしてどうなることやら。。?



楽しかった。 まったくもって、楽しかった!!!

盛って、写真とって、ハイ次の料理!と怒涛の撮影でしたが、男性にしては色白のその体は、ボーンチャイナか柿右衛門か、乳白の陶器肌(いいな~)に色とりどりの食材が美しく映えていました。

私はあたかも魯山人になった気分で料理を工夫し、前菜からデザートまで、細身ながらも男らしい筋肉のついた極上のお皿の上に、新鮮な食材を盛り付けていったものです。
(魯山人ファンの方、ほんっとスイマセン!)

ああ、美しいじゃないの男体皿!
私はこういうことがやりたかった、見たかったんだわ!!!!

この時私の中で目覚めた感動といいますか、「覚醒」は、今でも忘れません。

「男体盛りを今度描くんだ~」と周りに宣言した際、「え~グロくない?気持ち悪いよ~」と多くの人に言われたものでした。SMのプロ、女王様にすら怪訝な顔をされてしまった。。

しかしながら、私の目の前にあるものは、美と、エロスと、グルメが渾然一体となった、本当に美しいアート・モチーフ。

私は夢中でシャッターを切りましたが、残念ながら私は「写真」でこの素晴らしさをアートとして表現できる腕はありません。
でも、「絵」でなら、描くことはできる。目の前の「現実」に「想像」というエッセンスを加えふくらませ、より美しく、優雅に。。

そして、なにより多くの人にこの美食世界を味わってもらいたい、そして男体盛りを決して「グロ」ではない、美しい「アート」だと思わせるよう仕向けるのは、作り手である私の手腕にかかっている。。。。
よっしゃ、描かいでか!ザ・ビューティフル男体盛りグルメットワールド!!
そんな燃(萌)えるような決意を固め、撮影は無事終了しました。



そんなちょっと?倒錯の世界から現実へ。スタジオ使用時間終了が迫っています。
モデルさんは手馴れたもので、素っ裸のまま今まで自分の下に敷かれていたビニールシート(食材で床が汚れないようにするため)をちゃっちゃと拭き清め、小さくたたんで「ハイ」。と、あたふた後片付けする私に手渡してくれました。

。。。ああ、この人はさっきまで私のためのお皿だったのに、
今は冷静にフルチンでビニールを拭いてたたんでくれている。。。

なんとなく、変な感じがしました。

私はまだ興奮冷めやらぬ萌えた頭でンボーとしていましたが、その後近くの居酒屋で「お疲れさま~!」と、ビールとヤキトリで乾杯&打ち上げをしました。

。。。それにしても、この人はさっきまで私のためのお皿だったのに、
今は普通にお店でヤキトリ食べて、ビールを飲んでいるわ。。。

「人」から「モノへ」、「モノ」から「人」へ。

今は幾分慣れてしまったその感覚ですが、そのとき私はその変化にイマイチついていくことができず、少々とまどっていました。
ただただ不思議な気分に陥り、「人」、「モノ」、2つの世界の狭間を、ゆっくりと漂っていたのでした。

次回はやっとこ本番。「描く」ことについて書こうかと思います。


ちなみに男体盛りの作品にご興味をお持ちいただけた方は私のサイトに画像や料理の説明を載せておりますので、良かったらご覧下さい。
Beauty of my Dish - 私の男体盛り料理
http://ryokokimura.com/j-works05.html

また、制作当時、「究極の男体盛り」 というエッセイを書きました。せっかくなのでリンクをコピペ。
http://ryokokimura.com/j-essey2.html

お時間がありましたら是非、お読み下さいましー。

つづく

→男を描くということ その5へ
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/INyhoUz9KFsJawVknSf5/
2010年2月9日

【翻訳:自動 原文:日】

「男」を描くということ その3

今回は男性ヌードモデルについて。

「男のハダカを描こう」と思ったのは前記事のようなことがあり自問自答した結果でしたが、すぐその答えが出たわけではなく、ウダウダと考え込む日々は結構長く続きました。

私は当時、自分の絵に「色気」を求めていましたので(ここでの「色気」とは、eroticとか、sexyなど英訳しようのない、日本語のニュアンスでの「色気」です)、同性の女性を描くよりも、異性である「男のひと」を描いた方が私自身がドキドキする、その私のドキムネが、描く男性の「色気」に繋がるんじゃないかな?と思いはじめていました。

また今まで「描く」ことを意識して男性の体を見ていませんでしたので、その際は実際にモデルを使用して描こうと野望っていました。

さて、そこで問題になるのは「モデル探し」。

こちらは私の画室でくつろぐモデル君。最近お願いしているNice Guyです。
ただいま美大受験中、がんばれ~!


当時考えていたモデルさんへの条件としては、以下の3点、
1)できれば私の「ドキドキ」を作り出すために、なるべく深く知らない男性の方が良い。
 (知り合いだとダレる)
2)でも、「人」としてある程度信頼できる。
3)若い、もしくは若く見える。

プロに頼むにも、女性モデルに比べると圧倒的に男性モデルは少ないです。贅沢にもある程度自分好みの男性を選び描きたかったので、知り合いに「男のヌード描きたいんだけどさ、いい人いない?」など地道に声をかけたりとしていると、ある時期非常にラッキーなご縁があって、思いのほか早くに見つかりました。

その御仁はいわゆるプロのモデルさんではありませんでしたが、何度かアーティストのヌードモデルをした経歴があり、芸術を愛し、多彩なセクシャリティをお持ち(いわゆる変態)かつ礼節のある、なにより私の絵を好いてくれていました。

「あなたの作品のために、私でよければ文字通り一肌脱ぎましょう!
なんでもしますよ♪」

「あなた(の作品)のためなんでもする…」 このセリフに女は弱いですね~グッと来ました!テンション上がってきました~!!!ということで、モデル、GETだZE!

さてこれからが本番。男性ヌードを見て描くこと自体は初めてではありませんでしたが、あくまで学生の頃のデッサンの対象としてです。

今は曲がりなりにも「アーティスト」として男性を描き、それは私の「作品」となるわけです。とりあえず漠然とヌード描いてもよかったんですが、やはりどういうテーマにするか?というのを悶々と考えていました。さらにモデルさんより、

「いつ描きますか?どういう風に僕を、料理してくれるんですか~w?Ha・ya・ku!Ha・ya・ku!」とのプレッシャーもあり、頼んでおきながら「ど、どないしょ…?」と悩む日々。。。

ん? 「料理」する?

そういえば以前描こうと思ってうまく行かず失敗した絵があった!あれを、Try Again!

「あの。。。、私のお皿になっていただきたいんですが。。。」

こんな感じの

こちらは紆余曲折を経てその後完成した絵ですが、当初没作のエスキースは温泉旅館で男体船盛りをつつく何人かの女性客を描いていました。でも、当時ALL想像で描いたので絵にするにはなんとなくリアリティに欠け、挫折しそのまま没に。。。この作品はそのシチュエーションを海中にアレンジしたもの。


「ヴェェェェェェェエエエエェェェェェェ------------マジ?!盛るの?!」

ヤバイ、引かれたか?!。。。。と思いきや、

「いいYO!OK!!
男(女?)体盛りは日本が誇るero文化ですよ!光栄です、やりましょう!」

と、これまたあっさりOKをいただけたのでした。

長くなったのでつづく


→男を描くということ その4へ
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/XHuKsWEV4JDB2MP3jcev/
2010年2月3日

【翻訳:自動 原文:日】

「男」を描くということ その2

「なぜ男を描くのか?」その2です。
まずは女性像を描いていた過去を、ご紹介がてら振り返る編。

私が絵を発表し始めたのが2002年の春。しばらくは、普通に色々悩みながら「エロ」をテーマに据えて、女性像を描いていました。

エロティックな女性を描くことが楽しくなかったか?と言えば、そうではありませんでした。
なぜなら私は昔から、「色気がない」と周りの方々に言われ続けていたので、「フェロモンたっぷりの色っぽい女性」に、ひそかに憧れていたのです…σ(´д`*)イイナ、フェロモン。

遡ればピチピチのはずだった学生時代、同級生が次々と痴漢被害に合う中、私は一切被害Nothing。「もう、やだ~怖かった~。。リョーコはいいよね、なんもなくて。。。」。いや無いにこしたことはありませんが、それって私、オンナとしてどうなの?と時々思わないでもなく、無被害なまま今に至っています。さすがに今後痴漢にお会いすることはないでしょうが、「もう、やだ~、怖~い!」とかChotto言ってみたかったああ青春。。。

話はそれましたが、そんな女性のふゎっとした艶っぽい髪の質感や、表情、肌、丸みを帯びた体のやわらかいラインなど、同性から見ても憧れの対象で、描くこと自体は楽しかったのでした。

そんなわけで前はこんな感じのお耽美な作品から、


官能小説の挿絵(笑)や、


椎名林檎さんの双六も描かせていただいて、


女性のためのHow toセックスの絵本など、


色々なメディアで女性の官能的な姿を描いていました。ああ、なつかしい。。


でも…なんとなく、漠然とした作品への悩みを抱えていた頃、確か2003年の個展だったかと思います。ある初対面の男性のお客様に、以下のようなご意見を頂きました。

客:「木村さんだっけ?君の描く女性って、なんか色気ないよね」

私:「はぁ。(心の声:グサッ!悪かったな。。)」

客:「結局さ、自分をさらけ出してないんだよ。○○さん(女性の作家さん)なんてすごいよ、もう私を見て。。。みたいなさ、ぐっちょんぐっちょんっていうの?それぐらいやんなきゃ。君も女性なんだからさ、全てをさらけ出して描いてみなよ。そういうのが男は見たいんだからさ」

私:「ははは、そうですね、考えてみます。(心の声:ぞわわわ~~~!アンタに私のぐっちょんさらけ出す気はねぇ~!!!)」

と、笑顔でやりとりしていましたが、心では大変失礼ながら、「冗~談じゃねぇZO!コルァー!」と叫んでいる自分がいました。

その後、幾人かの男性客、男性批評家から似たような意見を頂きましたが、その意見は結果的に正論だと思っています。

エロい女性の姿がたとえアートであっても、お相手である男性の意見を無視しては語れません。ぐっちょんぐらい見せてやらんでどうする?!と言うのがオンナのエロアートの一面でもあるでしょう。

そしてそれを実際にやりきっている女性作家さんのを見ていると、その作品には確かに説得力があります。
そして、「色気がない」というのは、自分自身が確かにそうでだと自覚しているだけに、反論することができませんでした。やっぱり絵って、正直?

。。。しかしながら、私はこうした女性像を誰のために描いているんだろう?
オンナの何を表現し、誰に見せたいのか?このおっさんか?私はおっさんのために、女のハダカを描くのか?

!!!否!!!

では、私が見たいものは、描きたいものは何か?!

。。。。。男のハダカじゃない?


さらけ出すんじゃなくて、さらけ出させちゃいました~☆(さてこの画像、私のBlog(Yaplog)では不適切画像と認識されましたが、Art itではどうなるのでしょう?)

と、自問自答して気づくまでに、それから随分かかったような気がします。

なんとなくですが、女性が女性自身を描くと言うのは、一種の自己投影なのではないかと思うのです。分身、媒体を作り出す、という方が合っているかもしれません。
そこにこそ、男性の画家が女性を描くのとはまたちがう「リアル」があり、独特のエロスと、ナルシスティックな面白さがあるのではと思います。

私は結局、自分自身を女性像に託し、投影することに大きな意味を見つけることはできませんでした。
でも描く対象が男性なら、自分を託すことはできます。欲望も、夢も、ロマンも。
私にとって異性である「男性」は、最後まで分かり合えない謎の存在であり、永遠のパートナーです。だから、面白い。

そして、男性の画家が描く男性像とは違う、「男性」の表現ができるのではないかと思うのです。

そう気づかせてくれたこのお客様には、感謝しています☆Chotto、いやかなり、気持ち悪かったけど。。。^^;

また次へつづく。
次はドキドキ☆男性ヌードモデル体験!について書こうかと思います。


→男を描くということ その3へ
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/TtYp4fnzqXHVix16Qbkl/
2010年2月1日

【翻訳:自動 原文:日】

「男」を描くということ その1

昨年から年明けにかけて、中国、韓国、台湾で作品を発表したり、またシンガポールの方にお会いしてポートフォリオを見せたりなど、いわゆる「アジア」の美術関係な方々に作品を見ていただく機会が多くあり、様々な感想をいただきました。

さてそこで。

とにかく本当~によくというか、私の作品を見て、国や老若男女問わず絶対される質問がこちら。

Q: 「なぜあなたは男性を描くんですか?」



A; そりゃ男が好きだからYO!

と、それがたとえ正直な答えであっても、「現代美術作品」のアンサーにはならないので、通常以下のようにお答えしています。


解答例;
私は昔から「人間」を描くのが好きでした。
今まで美術の「人物画」の歴史は、圧倒的に女性が見られ、描かれる側であったと思います。
以前は私も深く考えず、当たり前のように女性の姿を描いていましたが、ある時期、女性である私が女性自身の姿を描くことに意味を見つけられなくなりました。そこで異性である男性の姿を描いてみたところ、思いの他楽しかったのです。

それは本当にシンプルな衝動でした。私が女性として愛すべき存在・「男性」を描くことはとても刺激的で、私にとって自然なことだと気づかされました。

そして、時代は刻々と変わっています。「見る」立場であった男性は、徐々に「見られる側」に変わりつつあります。
現にそれを意識してか、男性が「美しくなること」に、以前よりずっと貪欲になっているように思います。

人間には二つの性しかありません。
私が女性で、描く対象が「男性」。二つの性が揃って、私は「人間」を表現できるのではないかと思っています。

…と、以上は台湾でインタビューを受けた際お答えしたものです。


この質問をあちこちで受けるたびに、女が男を描くということがそんなに珍しいことなのか?と思いました。また、私を女性だと知らない外国人の方は私の作品を見て、ほとんどが私を「ゲイのアーティスト」だと思ったようです(笑)。

とはいえ私自身も、実際に「男を描く」まではそれなりに葛藤と、そしてきっかけがありました。いったん描いちゃってからはノリノリでしたが。。

そんなわけで、せっかくですしこの数多い質問をブログテーマとして、「男を描くということ」をテーマにもうちょっと突っ込んで書いてみようと思います。

続きは次回に。。。w しばらくお付き合い下さい。

つづき→男を描くということ その2
http://www.art-it.asia/u/ryokokimura/hb35BWlRO7kdETjea9pS/

ちなみにシンガポールの画廊オーナーの甥っ子(日本語が少し話せる)・15歳の少年からこの質問をされたときは、思わず「若い男の子が大好きだからよ~☆」と言ってしまいドン引きされてしまいました。。。ごめんよ、少年(^^;!


追記

お正月の台北の展示(前記事参照)について書くつもりが、すっかりサボってしまった(^^;。現地で撮影した写真がピンボケばかりで、萎えてしまい。。。私の写真撮影力、低すぎ。比較的ましなのをup。



一緒に参加した台湾の作家さんの作品も興味深く、大変楽しい展覧会&台湾紀行でした。
是非今度改めて、ご紹介したいと思います。
2010年1月29日

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