ベルリン・伯林 アート編

ものづくりの基本に帰ろう

【翻訳:自動 原文:日】

画業

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若い時は勢いで絵が描ける。
大作はその勢いがあれば、力強く、展覧会には最適である。
若い時は技術的に未熟であることもそれが隠してくれる。

ところが、いざ小品を描くと、下手くそである。
すると、画商はあーでもない。こーでもない。
と能書を言って若い連中を指導する。
それがダメになるキッカケである。

良く、私の先生は、
「若い時は、売り絵を描くな」と言った。
理由はそこにある。
ある程度の技術が定着するのに10年は必要である。
もちろん若くてうまい人はいる。
それは別格として、普通の人はその位かかる。

よく公募展の大作を見ても、
あんなにすばらしい絵を描いた人とは思えない
小品の絵を見ることがある。
売り絵と大作のギャップは甚だしいものがある。

それは、展覧会の大作は芸術家による審査である。
売り絵の小品は売る人(ギャラリー)の審査
-つまり売り易いもの。となる。
ここが絵の世界でやっていく一番むずかしいところである。

潰されるのも、ここ(時期)。
伸ばされるのも、ここ(時期)。

日本画家・横山操は青龍舎展で大作を連発した人である。
画商が彼に要望したのは赤富士だった。
彼は赤富士を描いてもつぶれないという自負はあったと思うが、
やはり、彼の絵(画業)をいためつける結果になった。

加山又造の良い作品は初期の動物画だと考える。
その後、琳派に傾倒し。桜を描いたり・・・と。
桜も中には見るものもあるが、そうでない作品もある。
ただ、その期間の中で「カラス」の絵は絶品だと思う。
つまり動物であった。

平山郁夫は仏教伝来を院展で発表した時期が最も絵に力があった。
その後の寺院シリーズも
始めのころはそれなりに力強く神秘観があったが、
後半の寺院シリーズは惰性の延長でしかなかった。

この画才あふれる三山にして、そうである。

その辺のところ良く良く若い人達を含め、画業に専念する人は、
考える必要がある。

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