特別上映 「テザ 慟哭の大地」 監督: ハイレ・ゲリマ

2011年2月1日
E. 山形国際ドキュメンタリー映画祭 本年度審査員である、ハイレ・ゲリマ監督作品の特別上映
Work of jury at Yamagata International Documentary Film Festival 2011

「テザ 慟哭の大地」TEZA
監督: ハイレ・ゲリマ Haile Gerima


エチオピア=ドイツ=フランス/2008/アムハラ語・英語/カラー/35mm/140分

1970年代に医者を志し故国エチオピアを離れ、ドイツに留学していたアンベルブル。しかし、外国での人種差別と、皇帝ハイレ・セラシエの支配から軍事独裁政権に取って代わった故国の現状に失望し、荒涼とした故郷の村に帰ってきた。村で待つ母と村人たち。その中に佇むひとりの謎の女性アザヌ。蘇ってくる幼少期の記憶と大地の霊、忘れることができない夢に導かれるようにアンベルブルは、過去と現在を行き来する。そこに迫りくる独裁と暴力の影。この国に未来はあるのだろうか。その先に見えてくる希望の光とは。(公式ウェブサイトより引用)


ハイレ・ゲリマ Haile Gerima
1946年生まれ。エチオピアのゴンダール出身。現在アメリカ・ワシントンD.C.のハワード大学映画学教授。アフリカ人の視点から、アメリカや西半球に移住したアフリカ系移住者の課題と歴史を描く作品を多く監督している。1976年に製作した代表作『三千年の収穫』(ロカルノ映画祭 銀獅子賞)で、アフリカを代表する映画作家として知られるようになる。『三千年の収穫』は2006年のカンヌ国際映画祭で完全修復され、プレミア上映された。1983年のベルリン国際映画祭で“Ashes and Embers”(1982)が国際批評家連盟賞受賞(フォーラム部門)、1993年同映画祭コンペティション部門で“Sankofa”(1993)が上映。2008年、『テザ 慟哭の大地』がヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、審査員特別賞・金のオデッサ賞(脚本賞)・SIGNIS賞をトリプル受賞した。


■ドキュメンタリーフィルムから広がる世界