エミール・エルメス賞2016 募集開始!


2016年のテーマ:「Play」

エミール・エルメス賞は2007年の創設以来、世界中の若きデザイナーたちと共に、さまざまなテーマをめぐる画期的、革新的、独創的な作品を生み出してきました。作品はいずれも、わたしたちの生活様式の変化について思考を促すものです。

第4回となる2016年のテーマは「Play」(あそぶ)。
「あそび」は人類の普遍的な活動であり、文化の垣根を越えた学びの原動力です。それは本質的に、人びとを社会へと繋ぎ、実りをもたらすものです。「あそび」とは、その形態、媒体、装置を問わず、建設的な実験の場なのです。

17世紀の数学者ライプニッツは「あそび」について、物事への理解を深め、「発明術」に磨きをかける手段であると考えました。20世紀には、ブルーノ・ムナーリやエンツォ・マーリといったデザイナーがこのテーマに焦点を当て、「あそび」が人びとを繋ぐカギであり、自由や創造性と同義のものであることを示しました。

若手デザイナーの方々には、この「あそび」のなかで想像力を思う存分羽ばたかせ、オープンな可能性をもつプランを提案していただくことを期待します。その提案は同時に、このテーマが広範に含む社会的、環境的な配慮を含んだものとなるでしょう。
エルメス財団の使命は、技術と現代的創造の間に、対話と交流をもたらすことです。隔年の開催となったエミール・エルメス賞は、この使命に共鳴する価値を秘めたプロジェクトの応募を期待しています。

> テーマについて、および詳細情報はウェブサイトへ (英仏のみ)www.prixemilehermes.com

【スケジュール】
2015年9月1日~11月16日  オンライン申込み、
企画提出(www.prixemilehermes.comにて)
※締め切り: 2015年11月16日正午(パリ時間)
2015年12月   審査員による一次選考

2016年1月1日~3月31日   プロトタイプ(試作品)制作
(制作費は最高8,000ユーロまで、エルメス財団が支援)

2016年5月   受賞作品の最終選考

2016年6月   パリにて受賞作品の発表、および授賞式
(2016年6月1日~6月30日の期間、世界各地にて)

【審査員長】
マタリ・クラッセ(フランス、工業デザイナー)

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