『アリス』


ⒸCONDOR FEATURES.Zurich/Switzerland.1988

オブジェに宿るもの – アリスの工場

『アリス』

2017年4月1日~4月30日

1988年/スイス=西ドイツ=イギリス/84分/カラー/35mm

監督・脚本・美術:ヤン・シュヴァンクマイエル
原作:ルイス・キャロル
アニメーション:ベトリフ・グラセル
撮影:シュヴァトプルク・マリー
音響:イヴォ・シュパリ、ロベルト・ヤンサ
編集:マリエ・ゼマノヴァー
共同美術:エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー、イジー・ブラーハ
製作:ペーター=クリスティアン・フォイター
出演:クリスティーナ・コホウトヴァー、カミーラ・バウアー

ウサギを追いかけたアリスが迷い込んだのは、不気味で摩訶不思議な世界。
ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を原作に、実写とストップモーション・アニメを組み合わせた本作は、チェコの人形アニメーション作家、ヤン・シュヴァンクマイエルが3年の歳月を注ぎ完成させた初の長編映画。釘の生えたバゲット、靴下のイモムシ、くるくると動き回るカツラ、バターまみれの懐中時計……。不思議なオブジェに彩られ、不気味ながらもユーモラスで愛らしいキャラクターたちがおりなす、奇想天外なワンダーランド。

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