【プログラム名】 語りつがれる“ものがたり” Ⅳ
【上映作品】 TEOREMA テオレマ
【上映日程】 2010年9月4日（土）～10月16日（土）
【上映時間】 1時間34分
【会場】 メゾンエルメス10階 ル・ステュディオ
TEOREMA テオレマ
（上映時間： 1時間34分）
1968年／イタリア／カラー（一部モノクロ）／94分／35mm／イタリア語
原作・脚本・監督：ピエル・パオロ・パゾリーニ
撮影：ジョゼッペ・ルッツォリーニ
音楽：エンニオ・モリコーネ
編集：ニーノ・バラッリ
出演：テレンス・スタンプ、シルバーナ・マンガーノ、マッシモ・ジロッティ、アンヌ・ウィアゼムスキー、アンドレ・ホセ・クルース、ウララ・ベッティ、ニネット・ダボリ
会場 メゾンエルメス10階 ル・ステュディオ
上映日： 2010年9月4日（土）～10月16日（土）
上映時間： 11:00／14:00／17:00 （完全予約制／入場無料）
お問い合わせ：TEL 03 3569 3300 （受付時間 11:00～19:00）
FAX 03 3569 3612
〒104-0061 東京都中央区銀座5-4-1 メゾンエルメス10階 ル・ステュディオ
プログラムについて
「語りつがれる‘ものがたり’」第四回目のプログラムでは、イタリア文化界の鬼才ピエト・パオロ・パゾリーニが1968年に製作した異色作を上映いたします。 詩人であり、小説家でもあった彼は映画の世界でも「豚小屋」（1969年）や「ソドムの市」（1975年）など、時代の倫理観を覆すような問題作を発表しました。 資本主義社会に生きるブルジョワと労働者をとりまく現実を神秘的な寓話を通じて批判する、パゾリーニの独自の現実へのアプローチが顕著に現れる作品です。
あらすじ
北イタリアの工業都市、ミラノの郊外に住む裕福な家庭に、ある日突然、美青年が舞い降りる。一家の父親はミラノの大工場の持ち主。その夫に寄り添う美しい妻。無邪気な息子と娘。そして女中がひとり。何の前触れもなく、家族と同居を始めた青年は、それぞれの家族と関係を結ぶことで、穏やかな日々を徐々にかき乱していく。青年がもつ性的な魅力と、神聖な不可解さに家族は魅了され、挑発され、やがて崩壊の道をたどっていく。