『ジャック・ドゥミの少年期』


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フラヌール ― いつでも、そぞろ歩き。 ‐ 夢のクロニクル

『ジャック・ドゥミの少年期』

2015年3月1日~3月29日

1991年/フランス/118分/カラー/35mm
監督・脚本:アニエス・ヴァルダ  原作:ジャック・ドゥミ
製作:アニエス・ヴァルダ、ペリーヌ・ボードゥアン
撮影:パトリック・ブロシェ、アニエス・ゴダール
音楽:ジョアンナ・ブリュゾヴィッチ
出演:ジャック・ドゥミ、フィリップ・マロン、ローラン・モニエ
字幕:志満香二
配給:Ciné-Tamaris

「わたしは残しておきたい 輝くばかりのジャックの少年期と夢見るようなあのまなざしを」
90年に白血病で世を去ったジャック・ドゥミ。彼が少年時代に抱いていた映画への愛と憧憬を、代表作の名場面や晩年の本人の映像などを織り交ぜて妻、アニエス・ヴァルダが描く。8歳のジャコ(ジャックの愛称)は自動車修理工場を営む父と髪結いをしている母に見守られ、幸福な日々を送っていた。友人から映写機と無声喜劇映画のフィルムを借りたことをきっかけに、近所の子供たちを集めて短編を撮ったりと映画にのめりこむジャコ。工業学校に入学するも映画への想いを断ち切れないジャコは、周囲の支援を得ながらその道で開花していく……。最愛の夫に捧ぐ、切ない優しさにつつまれた名作。

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