『哀悼の石』 上映中! ル・ステュディオ

日頃はル・ステュディオにご来場いただきまして、誠にありがとうございます。
現在上映中の『哀悼の石』は、もうご覧いただけましたでしょうか?
古代と現代が複雑に共存するギリシャならではの壮大な映像とストーリー。本作は第41回テッサロニキ国際映画祭で数々の賞を受賞したのち、パリのルーヴル美術館などヨーロッパ各国の文化施設等で上映され好評を博しております。

今回ご鑑賞いただいたお客様より、多くのコメントを頂戴しました。ありがとうございます!
一部、ご紹介させていただきます。

◆ギリシャの現代社会の、壮大な叙事詩といった感のある、すばらしい映画でした。
◆都市の変容を古代から現代の開発と、歴史に生きる視点で捉えていて興味深いドキュメンタリー。
◆ギリシャならではの映画でした。とてもすばらしい表現でした。地と天の間には色々あります。

お席も残りわずかとなっております。
鑑賞をご希望の方は、どうぞお早めにご予約ください。

『哀悼の石』 今後の上映スケジュール
9月
20日(土)21日(日)23日(火祝)27日(土)28日(日)
11:00/14:00/17:00 (予約制)
http://www.maisonhermes.jp/ginza/movie/archives/3822/

【『哀悼の石』 あらすじ】

エレフシナは、アテネにほど近い小都市。古代ギリシャにおいてはエレウシスと呼ばれたこの街は、大地に農耕の恵みと穀物の実りをもたらす豊穣の女神デメテルの聖域を擁していた。しかし急速な近代化は古代ギリシアの遺跡が多くのこるこの地をギリシャ有数の工業地帯へと一変させる。長年の聖域が侵食され破壊されながらギリシャ有数の工業地帯へと変貌していったこの土地の姿を、監督フィリポス・クチャフティスは10年の歳月をかけてカメラに収めた。聖地をコンクリートで埋め立てた石油工場、古代の石を集めて街をさまよう男……。古代ギリシアの信仰を集めた豊穣の地は、果たしてその歴史的遺産と引き換えに現代の豊穣を得たのだろうか。監督は一人の巡礼者として、近代的な発展の中で追いやられた神話の傷あとを丁寧に掬いあげてゆく。
詩情漂う哀愁のドキュメンタリー。本作は第41回テッサロニキ国際映画祭で数々の賞を受賞した。

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