現在開催中の「村野藤吾の建築―世界平和記念聖堂を起点に」の会期も残すところあとわずかとなりました。今回は、展覧会関連イベントとして先日開催した世界平和記念聖堂の内部見学ツアーの様子をフォトレポートにてお届けします。
ナビゲーターに京都工芸繊維大学助教の笠原一人氏をお迎えして、建設までの紆余曲折や、村野が聖堂に取り入れた様々な建築様式の要素や特徴に関するお話を伺いながら、建物を巡りました。
壁面は、広島の土を用いて現場で手作りされたというセメントブロックで埋められています。独特な仕上げの目地にも注目です。
そして普段は入ることのできない鐘塔へ。
鐘塔入口への階段にも、村野の使い手への配慮が随所にちりばめられているそう。階段をのぼりながらそれを実際に体感しました。
鐘塔内部の階段
中2階の廊下
正面入口上のパイプオルガン
現在は、重要文化財に指定後初の保存・改修工事中のため、平日など入堂ができない期間もありますが、展覧会とあわせてぜひ一度訪れてみてください。
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村野藤吾の建築―世界平和記念聖堂を起点に
2017年5月16日(火)~7月9日(日)
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