新刊『空想 皇居美術館』 記念展示+トーク

■Book & Exhibition

日本中の重要な美術品を集結させた巨大美術館を皇居内に作れないだろうか、という「空想」から生まれた「皇居美術館」構想。美術、建築、政治、都市、さまざまなファクターを内包するこのアイデアについて、各界の論客による提言をまとめた書籍が刊行される。「皇居美術館」構想は美術家の彦坂尚嘉によるひとつの「コンセプチュアルな美術作品」としての提示に始まり、『第1回リスボン建築トリエンナーレ』(2007)では五十嵐太郎がこれを紹介。さらに帰国展にて開催されたシンポジウムでは様々なパネラーによる議論が行われた。本書はこのシンポジウムの記録や、美術館の設計図なども収録したもの。出版を記念し、展覧会とトークイベントも開催される(詳細は以下参照)。

『空想 皇居美術館』
彦坂尚嘉・五十嵐太郎・新堀学 共編著
朝日新聞出版 定価2,940円
5月20日出版予定

「空想 皇居美術館」出版記念展覧会
会期:2010年5月10 (金) ~ 16日 (木)
会場:Temporary Contemporary at Tamada Projects(中央区月島1-14-7 旭倉庫2F)
アクセス:http://www.space-tc.com/access/index.html

トークイベント
5月10日(月)19:00 – 21:00
参加者:若林幹夫(社会学者)、彦坂尚嘉、五十嵐太郎(建築評論家)、新堀学(建築家)
5月15日(日) 19:00 – 21:00
参加者:平沢剛(映画評論家)、山名善之(建築学者)、彦坂尚嘉、新堀学
会場:Temporary Contemporary at Tamada Projects

6月19日(土)19:00 –
ゲスト:鈴木邦夫(政治活動家)、鈴木芳雄(元BRUTUS 副編集長)ほか
スピーカー:彦坂尚嘉、五十嵐太郎、新堀学
会場:ビブリオテック(渋谷区千駄ヶ谷3-54-2)
http://www.superstudio.co.jp(Access Map参照) 

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