都築響一の個展 広島市美で開催

■Exhibition

編集者として多領域で活動を続ける都築響一の個展が、広島市現代美術館で開催される。80年代に雑誌でアート・カルチャー系の記事を担当した後、ひとり暮らしを中心に東京の部屋100件あまりを写した『TOKYO STYLE』や、日本人が生み出した珍妙な風景を収めた『ROADSIDE JAPAN』(第23回木村伊兵衛賞受賞)、雑誌『ART iT』で連載した『現代美術場外乱闘』など、写真とテキスト(と突撃取材)を用いて独自の視点から日常にあるリアリティを切り取ってきた。また、いわゆる「秘宝館」を再現した横浜トリエンナーレ2001での展示や、レーザーカラオケの流れるスナック空間を再現した第2回恵比寿映像祭での作品など、ユニークな展示活動も行う。本展は彼のこうした活動を網羅的に紹介する、初の本格的個展となる。

HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン
2010 年5月22日(土) 〜7月19日(月・祝)
広島市現代美術館
http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/

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