12月19日(土) ~ 2010年 1月9日(土)
タカ・イシイギャラリー(清澄)
「2THESKY my Ender」2009年
新潮社より発行される同タイトルの作品集刊行に連動した展覧会。荒木は2009年の1月2日から、白黒写真(多くは空を写したもの)をキャンバスとし、書/ペイント/コラージュなどの手法を用いて日記の様に作品づくりを続けてきた。気になるタイトルは「死を予感した写真家」が作品をつくれば、それは遺言と呼び得る、との考えからきている。生と死はこれまでも荒木のファインダーがとらえ続けてきた事柄だが、2008年に自身の前立腺がんが分かり、手術をした経験も大きく関わっていると思われる。一方で、死を思うことで新たな「生欲」が湧いてきたと語るアラーキーの、新たな出発点としてもとらえられるだろう。会場では作品を素材にした「アラキネマ」の最新版も上映される。