鬼頭健吾 Multiple Star Ⅰ @ ハラ ミュージアム アーク


鬼頭健吾「untitled (hula-hoop)」2015年

鬼頭健吾 Multiple Star Ⅰ
2017年3月11日(土) – 6月25日(日)
http://www.haramuseum.or.jp/
開館時間:9:30 – 16:30 入場は閉館30分前まで
休館日:木(3/30、5/4は開館)

ハラ ミュージアム アークでは、カラフルで日常的な既製品を用いたインスタレーション作品を発表している鬼頭健吾の個展『Multiple Star Ⅰ』を開催する。

鬼頭健吾は1977年愛知県生まれ。名古屋芸術大学卒業後、京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。2008年から1年間、財団法人五島記念文化財団の助成を受け、ニューヨークに滞在、2010年から2年間、文化庁新進芸術家海外研修員としてベルリンに滞在した。2015年に帰国し、現在京都造形芸術大学准教授。日常にありふれた素材を使い、それらのもつカラフルさや、鏡やラメによる反射、モーターによる動きなど、回転や循環を取り入れた大規模なインスタレーション、立体や絵画など多様な表現方法を用いた作品を発表している。近年の主な展覧会に『Migration』(2015、群馬県立近代美術館)、『KENGO KITO STRUCTURES』(2015、BARBARA、ポーランド)、『レジデンスアーティスト展』(2016、Kuandu Museum of Fine Arts、台北)、『cart wheel galaxy』(2017、rin art association)など。

Multiple Star (多重星)とは、地球からは近接した位置に見える3つ以上の恒星を指す言葉。本展では、10ヶ月の長期に渡り、巡る季節ごとに作家が現地制作する、全く異なる3つの大型インスタレーション作品を中心に展観する。第一弾となる春季展『Multiple StarⅠ』では、鬼頭が繰り返し手がけているフラフープを素材とした作品をギャラリー全体を使って構成する。高さ13メートルのピラミッド型のトップライトが特徴的な空間で展開する、カラフルでダイナミックな作品は躍動感に満ちた、生命の誕生の喜びをも感じさせる、芽吹きの春に相応しい展示となる。


鬼頭健吾ポートレイト 撮影 大木 太

同時開催
宇宙へのまなざしー原美術館コレクション
2017年3月11日(土)-6月25日(日)

原六郎コレクションの近世絵画—狩野派を中心に
前期:2017年3月11日(土)- 4月12日(水)
後期:2017年4月14日(金)- 5月17日(水)

古/今(ここん) 書院でみる現代美術
2017年5月19日(金) – 6月25日(日)
特別展示室 觀海庵


鬼頭健吾「inconsistent surface」 2011 photo by Norihiro Ueno

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