Re-actions 志水児王・堀尾寛太 @ 三菱地所アルティアム

Re-actions 志水児王・堀尾寛太
2017年9月2日(土)-10月1日(日)
三菱地所アルティアム(イムズ8F)
http://artium.jp/
開館時間:10:00-20:00 ※初日は18:00開館
会期中無休
※オープニングレセプション:9月2日(土)18:00-20:00

三菱地所アルティアムでは、音や光、振動といった物理現象を取り入れた表現をそれぞれ展開してきた志水児王と堀尾寛太の二人展『Re-actions』を開催する。

志水児王は1966年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部大学院を修了。1994年にサウンド・インスタレーションや音響採集などを行なうユニット/レーベル「WrK」に参加(-2006)。2008年から2010年までコペンハーゲンを拠点に制作活動を行ない、現在は広島を拠点に活動を続ける。主な展覧会に、『六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004』(森美術館)、釜山ビエンナーレ2008、『日本のサウンドアート』(ロスキレ現代美術館、コペンハーゲン、2011)、『オープンスペース2014』(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC])などがある。

堀尾貫太は1978年広島県生まれ。九州芸術工科大学(現・九州大学芸術工学部)大学院音響設計を修了。現在は東京を拠点とする。アーティスト/エンジニアとして活動し、展示やイベント、映像のための電子デバイスの開発や、電子楽器に関する研究開発なども行なう。近年の主な展覧会に、『MEDIA/ART KITCHEN AOMORI』(国際芸術センター青森[ACAC]、2014)、『オープンスペース2016』(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC])など。現在、開催中の札幌国際芸術祭2017では、芸術祭終了時に解体が決まっているビルを会場での展示のほか、藻岩山の山頂付近で作品を発表している。

本展では、志水はレーザー光線を使ったインスタレーションや、twitter上で設定したキーワードを監視し続ける作品などを発表し、堀尾は物質と空間との関係を即興的に築きながら、空間全体を使ったインスタレーションをつくりだす。「re-」(繰り返す)と「action」(動作)を掛け合わせた展覧会タイトルのもと、ふたりの作品が創出する展示空間では、現象や動作反応によってもたらされる美しさや驚きが視覚化され、観客にさまざまな気づきや新たな視点が与えられるだろう。なお、9月23日には、堀尾によるライブパフォーマンスが行なわれる。

関連企画
堀尾寛太によるライブパフォーマンス
2017年9月23日(土・祝)18:30-(30分程度)
会場:三菱地所アルティアム会場内(イムズ8F)
参加費:無料(要展覧会チケット・予約不要)

Re-actionsトークセッション 九州大学芸術工学研究院連携企画
ゲスト:志水児王、堀尾寛太、畠中実(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員)
司会:城一裕(九州大学芸術工学研究院准教授)、鈴田ふくみ(三菱地所アルティアム)
2017年9月23日(土・祝)13:00-(90分程度)
会場:セミナールームA(イムズ10F)
定員:60名
料金:無料
申込:要電話予約 三菱地所アルティアム TEL 092-733-2050
※ 本トークセッションは日本学術振興会科研費・若手研究(A)「ポストデジタル以降の音を生み出す構造の構築」(17H04772)の助成を受けている。


志水児王「72.75」東京藝術大学美術館 2010 ©️Tomoe Murakami


堀尾寛太「電気と光の紐付け」国際芸術センター青森[ACAC] 2014 photo: Kuniya Oyamada

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