春木麻衣子「vision|noisiv」@ TARO NASU


vision I noisiv 08B (2017) ©️Maiko Haruki, Courtesy of TARO NASU

春木麻衣子「vision|noisiv」
2017年9月2日(土)-9月30日(土)
TARO NASU
http://www.taronasugallery.com/
開廊時間:10:00-18:00
休廊日:日、月、祝
※ レセプション:9月2日(土)18:00-20:00(予定)

TARO NASUでは、春木麻衣子の個展『vision|noisiv』を開催する。

春木麻衣子は1974年茨城県生まれ。玉川大学芸術学科在籍中にゴールドスミス・カレッジに留学。極端な光の露出による白/黒に偏重した画面構成の写真作品を通じて、時の経過や「みる」という行為を考察してきた。2000年頃より発表を重ね、2007年には『六本木クロッシング2007:未来への脈動』に出品し、審査員の伊東豊雄より特別賞を受賞。その後も『日本の新進作家展 vol.10 写真の飛躍』(東京都写真美術館、2011)や『1974年ニ生マレテ』(群馬県立近代美術館、2014)など、国内外の個展やグループ展で作品を発表している。2015年には前年にTARO NASUで開催した『みることについての展開図』やそこに至る活動実績が評価され、第31回写真の町東川賞にて新人作家賞を受賞した。

本展では、「vision=視覚、像」とそれを反転させた造語「noisiv」を並置したタイトルを持つ新作シリーズ「vision|noisiv」を発表する。春木は、アイルランドの街並や自然風景と、東京にある宇宙ミュージアムの展示風景というふたつの場所を選び、画面上の操作によって、ふたつの場所が分断されつつも重なり合い、互いを反射するという、現実には存在しない空間の創出を試みている。また、本展開催に合わせて、新作写真集『_etc.』が赤々舎から出版される。

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