アリシア・フラミス『空への手紙』@ 現代美術センターCCA北九州 CCAギャラリー


アリシア・フラミス「空への手紙」(2017)

アリシア・フラミス『空への手紙』
2017年10月16日(月)-12月26日(金)
現代美術センターCCA北九州 CCAギャラリー
http://cca-kitakyushu.org/
開廊時間:10:00-17:00(土曜は12:00-17:00)
休廊日:日、祝

現代美術センターCCA北九州では、都市社会で生活する人々の個人的な感情や経験、コミュニケーションなどを扱った実践を展開するアリシア・フラミスの個展『空への手紙』を開催している。

アリシア・フラミスは1967年バレンシア生まれ。現在はアムステルダムを拠点に制作を行なっている。これまでに、パレ・ド・トーキョー(2002)やバルセロナのサンタ・モニカ・アートセンター(2008)、北京のユーレンス現代美術センター(2010)、オート=ノルマンディー地方現代美術基金(2012)、アーネム近代美術館(2013)、カスティーリャ・イ・レオン現代美術館(2014)などで個展を開催。マニフェスタ2(1998)、第2回ベルリン・ビエンナーレ、第50回ヴェネツィア・ビエンナーレ・オランダ館企画展(2003)、パフォーマ09(2009)などの国際展や企画展に参加している。また、公共空間を使ったプロジェクトも多く、近年はチェンマイのランド・プロジェクト、ニューヨークのクリエイティブ・タイム、ニュルンベルクのヒューマン・ライツとのプロジェクトを展開している。日本国内では、2001年に横浜トリエンナーレに参加、2003年に茨城県・守谷のアーカススタジオで滞在制作を経験、2005年にビデオアート スクリーニング:トウキョウVol.4「dreaming bodies-夢みる身体」(アサヒ・アートスクエア)、ビデオアート スクリーニング:トウキョウVol.5「after the news-ことの次第」で作品を発表している。

本展では、ステンレス製の球形で構成された郵便箱に観客が思い思いの手紙を投函できる「空への手紙」を発表する。通常の郵便システムでは手紙を出すことができない住所を持たない人や住所がわからない人への手紙、EメールやSNS、電話といった方法では伝えられないメッセージは、書き手のさまざまな思いとともに郵便箱の中に留まり、作品の一部となっていく。


アリシア・フラミス「空への手紙」(2017)

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