交差するアーティストたち-戦後の関西 @ 芦屋市立美術博物館


長谷川三郎「赤の静物」1934年 油彩、カンヴァス 芦屋市立美術博物館蔵

交差するアーティストたち-戦後の関西
2017年7月15日(土)-9月18日(月・祝)
芦屋市立美術博物館 第1展示室、第2展示室、ホール
http://ashiya-museum.jp
開館時間:10:00-17:00 入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、7/17、9/18は開館)、7/18

芦屋市立美術博物館では、阪神地域ゆかりの長谷川三郎、吉原治良、津高和一を中心に、アーティストの活動や交流を紹介する展覧会『交差するアーティストたち-戦後の関西』を開催する。

豊かな自然環境と交通の便の良さを背景に近代日本有数の住宅地として発展した芦屋は、画家の小出楢重や吉原治良、小説家の谷崎潤一郎、詩人の富田砕花、音楽家の貴志康一など多くの文化人が移り住み、阪神間モダニズムと呼ばれる近代的な芸術・文化・生活様式を生み出した。第二次世界大戦期において、自由な表現や創作活動にも制限のあったアーティストたちは、1945年の終戦を機に抑圧への反動を大きな力として、新たなグループの結成、戦前に活動した団体の再興、今までにない表現の希求など、さまざまな活動を展開した。

本展では、同館コレクションから絵画80点、立体5点(予定)を用いて、そうした活動の影響関係を考察する。会期中には、同館では準備室から関わり学芸課長を務め、具体美術協会や阪神地域のモダニズムに関する展覧会を手がけてきた河﨑晃一(甲南女子大学教授)による講演会「関西の前衛 1930年代~60年代」を開催するほか、元「具体美術協会」会員でもあるアーティストの堀尾貞治を講師に迎えた「子供のためのワークショップ」を実施する。


吉原治良「夜、鳥、猟人」1951年 油彩、カンヴァス 芦屋市立美術博物館蔵


瑛九「夜の子供たち(瑛九フォトデッサン集『真昼の夢』③)」1951年 ゼラチンシルバー・プリント 芦屋市立美術博物館蔵

関連企画
講演会「関西の前衛 1930年代~60年代」
講師:河﨑晃一(甲南女子大学教授)
2017年7月30日(日)14:00-(1時間半程度)
会場:芦屋市立美術博物館 講義室
定員:60名
無料(ただし要展覧会チケット)

子供のためのワークショップ
講師:堀尾貞治(美術家、元「具体美術協会」会員)
2017年8月12日(土)14:00-(1時間半程度)
会場:芦屋市立美術博物館 体験学習室、前庭など
定員:50名(先着順)
対象:3歳〜8歳(小学2年生まで)※要保護者同伴
無料
※ 当日13:30に講義室に集合

※そのほかの関連企画は公式ウェブサイトを参照

同時開催
芦屋の歴史と文化財[平成29年度第1期]
2017年6月3日(土)-9月18日(月・祝)
芦屋市立美術博物館 歴史資料展示室(1階)

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