友人作家が集う−石原悦郎追悼展「Le bal」@ ツァイト・フォト・サロン


安齊重男 「石原悦郎、東京、1978年2月17日」(ツァイト・フォト・サロンのオープニング記念展のための展示作品を選ぶ石原悦郎、自由が丘画廊にて) ©ANZAÏ

友人作家が集う−石原悦郎追悼展「Le bal」
第1部 maestoso
2016年9月3日(土)-10月5日(水)
第2部 scherzo
2016年10月11日(火)-11月12日(土)
第3部 adagio cantabile
2016年11月18日(金)-12月22日(木)
ツァイト・フォト・サロン
http://www.zeit-foto.com/
開廊時間:10:30-18:30(土曜は17:30まで)
休廊日:日、月、祝
※オープニングパーティー:9月3日(土)
※クロージングパーティー:12月22日(木)

ツァイト・フォト・サロンは、代表の石原悦郎の逝去にともない、2016年12月をもってスペースとしての活動を終了することを発表しており、1978年の開廊以来、38年間続いた活動の最後の展覧会として、『友人作家が集う−石原悦郎追悼展「Le bal」』を開催する。

ツァイト・フォト・サロンは、カメラやフィルム関連の企業が運営しない、写真を美術品として取り扱う日本で最初の画廊として、1978年に石原悦郎が設立。同年5月にウジェーヌ・アジェの展覧会を開催し、これまでに400回近くにのぼる展覧会を開催。石原は1985年つくば科学技術博覧会の関連施設として期間限定で開設した写真美術館「つくば写真美術館」を発案、企画展『パリ・ニューヨーク・トーキョー』も実現するなど、日本写真の発展に多大な貢献を果たした。2016年2月、肝不全のため死去。74歳。10月上旬には、写真研究者の粟生田弓が石原の生涯を追った『写真をアートにした男 – 石原悦郎とツァイト・フォト・サロン』(小学館)が刊行予定。

『友人作家が集う−石原悦郎追悼展「Le bal」』は、フランス語で舞踏会、ダンスパーティーを意味するタイトルのもと、石原が愛したブルックナーの交響曲第9番の構成にかけて、「Part1 maestoso(マエストーソ)」「Part2 scherzo(スケルツォ)」「Part3 adagio cantabile(アダージョ・カンタービレ)」の三部構成。ツァイト・フォト・サロンにゆかりのある100名以上の写真作家の作品を展示し、石原と同画廊の歴史、写真の歴史を体感できる空間をつくりだす。

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