鏡と穴−彫刻と写真の界面 vol. 4 小松浩子 @ ギャラリーαM


小松浩子「生体衛生保全」2015年(ドイツ、マンハイムでの展示風景)

鏡と穴−彫刻と写真の界面
vol. 4 小松浩子
9月9日(土)~10月14日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※アーティストトーク:9月9日(土)18:00-
オープニングパーティー:9月9日(土)19:00-

キュレーター:光田ゆり(DIC川村記念美術館学芸員)

ギャラリーαMでは、DIC川村記念美術館の光田ゆりをゲストキュレーターに迎えたαMプロジェクト2017『鏡と穴-彫刻と写真の界面』の第4弾として、小松浩子の個展を開催する。

小松浩子は、1969年神奈川県生まれ。2006年に写真を始め、2009年に初個展を開催。以降、都市近郊にある屋外に設けられた建設資材や廃材の集積場での撮影を継続しながら、壁面のみならず、床も含めた空間全体を厖大な量のモノクロ写真で埋め尽くすインスタレーションを展開している。2010~11年には自作の発表の場として、ブロイラースペースを主催、毎月個展を開催した。主な個展に『チタンの心』(2009、ギャラリー山口、東京)、『毒皿方針』(2013、photographersʼ gallery、KULA PHOTO GALLERY、東京)、『二重拘束』(2014、ギャラリーQ、東京)、『成分家族』(2015、トキアートスペース、東京)などがある。

個々の像よりも写真の存在量や物量に取り囲まれる小松の作品について、光田は「小松のインスタレーションに圧倒されながら、写真を見せたいのか見せたくないのか、写真は大切なのか憎まずにいられないのか、疑念が生じることがある。(中略)写されるものの物体量と、写したものの物体量を平衡させる。撮影の場の存在量と、写真展示の場の存在量を平衡させる。そこに払われる労力量もまた平衡になる。小松浩子の写真業は、そのように誠実だ」と評している。本展においても、作家は大量のプリントを使ったインスタレーションを展開する予定。


αMプロジェクト2017『鏡と穴-彫刻と写真の界面』
光田ゆり「鏡と穴-彫刻と写真の界面

vol.1|高木こずえ
2017年4月8日(土)-5月13日(土)
※終了

vol.2|澤田育久
2017年5月27日(土)-7月1日(土)
※終了

vol.3|水木塁
2017年7月15日(土)-8月26日(土)
※終了

vol.4|小松浩子
2017年9月9日(土)-10月14日(土)

vol.5|石原友明
2017年10月28日(土)-12月2日(土)

vol.6|柄澤健介
2017年12月16日(土)-2018年2月3日(土)(冬期休暇:12/25-1/9)

vol.7|野村在
2018年2月17日(土)-3月24日(土)

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