今井 俊介 Shunsuke Imai 『float』 @ ハギワラプロジェクツ


「untitled」 2017, acrylic on canvas, 162 x 180 cm Courtesy of Hagiwara Projects

今井 俊介 Shunsuke Imai 『float』
2017年4月15日(土)-5月14日(日)
ハギワラプロジェクツ
http://www.hagiwaraprojects.com/index_en.php
開廊時間:火~土 11:00-19:00 日 12:00-17:00
休廊日:月・祝
※レセプション:4月15日(土)18:00-20:00

ハギワラプロジェクツでは、鮮やかな色のストライプや円で構成された三次元的な絵画作品で知られる今井俊介による3年ぶりの個展『float』を開催する。

今井俊介は、1978 年 福井県生まれ。2004 年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。色や形、構図といった絵画の基本的な要素に対する考察から、彩度の高い色を使ったストライプや円が重なりあう構図を描き、平面の絵画の可能性と「観ること」の本質を探求している。主な展覧会に、「パースペクティヴ (1)」インターメディアテク(2017)、「オープンシアター KAAT 突然ミュージアム 2016」KAAT 神奈川芸術劇場(2016)、「となりの人びと – 現代美術 in 春日井」春日井文化フォーラム (2016)、「line & color」HAGIWARA PROJECTS (2015)、「VOCA展 2015 現代美術の展望 – 新しい平面の作家たち」上野の森美術館 (2015)、「絵画の在りか」東京オペラシティアートギャラリー(2014)、「第 8 回 shiseido art egg 今井俊介 “range finder”」資生堂ギャラリー(2014)、「surface / volume」 HAGIWARA PROJECTS (2013)、”surface / volume” LOOP HOLE (2012)、「SSS ‒ expanded painting」 MISAKO & ROSEN(2010)など。

近年は、ファッションブランドとのコラボレーション、出力紙を使った大型壁面作品の制作、布を使って撮影された映像作品の発表など活動の幅を広げながら、キャンバス上だけにとどまらない表現の拡張を試みている。

ハギワラプロジェクツにおいて3年ぶりとなる今回の展覧会では、原点である平面作品に立ち戻り、新作のペインティングを発表する。精密な筆使いにより画面の強度が高められた作品は、平面性をより強く感じながらも彩度や明度を意識した絶妙な色の選択と構図のバランスや歪みによって、観ることの不確実性と新鮮なイリュージョンを鑑賞者にもたらすことだろう。

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