塩田千春 新作展 @ ケンジタキギャラリー / 東京

塩田千春 新作展
2018年1月25日(木)-3月10日(土)
ケンジタキギャラリー / 東京
http://www.kenjitaki.com/
開廊時間:12:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※オープニング・レセプション:1月25日(木)18:00-19:30

ケンジタキギャラリーでは、生と死という人間の根源的な問いに向き合いながら、ベルリンを拠点に活動を続ける塩田千春の新作個展を開催する。2015年の第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館展示をはじめ、国内外で精力的に発表を続ける塩田。本展では、黒い毛糸と古いブラシを使った新作インスタレーションを発表する。

塩田千春(1972年大阪府生まれ)は、自らの経験から生まれ、内面的な物語としてはじまる記憶や感情に、制作過程を通じて、ひとつの形、空間を与える作品を発表している。ドレスや靴、旅行鞄など人の痕跡や記憶を内包する素材を用いた作品、展示空間に無数の糸を張り巡らせた大規模なインスタレーションなどで知られ、上述したヴェネツィア・ビエンナーレ日本館の展示でも、大量の赤い糸や日本、ドイツ、イタリアで募集した大量の鍵などを使い、「記憶」を媒介して他者へと繋がる空間を生み出した。その後も世界各地で作品を発表し続け、昨年は日本国内でも奥能登国際芸術祭への参加し、その土地で昔から守られてきた塩づくりの伝統と歴史をテーマにした作品を発表した。

また、塩田は現在開催中の国立国際美術館の『トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために』、京都文化博物館の『Kyoto Art for Tomorrow-京都府新鋭選抜展2018』、静岡県立美術館の『アートのなぞなぞ 高橋コレクション展』に作品を出品。日本国外でもドイツのフライブルク現代美術館、ベルギー、オストエンドにて、アーティストのヤン・ファーブルがキュレーションを手がけた企画展に作品を出品、ノルウェーのコーデー・ベルゲン美術館で個展『Direction』を開催している。そのほか、東京の新国立劇場で2月16日、17日、18日の3日間、日本初公演となるオペラ「松風」(オペラ/細川俊夫、演出・監督/サシャ・ヴァルツ)の舞台美術も手がけている。


塩田千春「胡蝶の夢」 2018年、ベッド、毛糸、京都文化博物館別館での展示 ©️ Chiharu Shiota、写真提供 : ケンジタキギャラリー


塩田千春「胡蝶の夢」 2018年、ベッド、毛糸、京都文化博物館別館での展示 ©️ Chiharu Shiota、写真提供 : ケンジタキギャラリー

開館40周年記念展「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」
2018年1月21日(日)‒ 5月6日(日)
国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/

Kyoto Art for Tomorrow-京都府新鋭選抜展2018
2018年1月20日(土)- 2月4日(日)
京都文化博物館
http://www.bunpaku.or.jp/

アートのなぞなぞ 高橋コレクション展
2017年12月23日(土)-2018年2月28日(水)
静岡県立美術館
http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/

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