毛利悠子『Pleated Image』@ waitingroom


#6 (2016)

毛利悠子『Pleated Image』
2016年4月9日(土)-5月15日(日)
waitingroom
http://www.waitingroom.jp/
開廊日時:13:00-19:00(月曜は17:00-23:00)
休廊日:火、水、木
※オープニングレセプション:4月9日(土)18:00-21:00

東京・恵比寿のwatingroomでは、先の日産アートアワード2015を受賞、日用品や装置を再構成したインスタレーションで知られる毛利悠子の個展『Pleated Image』を開催する。

毛利悠子は1980年神奈川県生まれ。光や音、磁力や重力といった目に見えない力の存在を観客に喚起するインスタレーションを制作している。2000年代後半から現在に至るまで、ヨコハマトリエンナーレ2014、札幌国際芸術祭2014、バース美術館(オーストラリア)、インドネシア国立美術館、NTTインターコミュニケーション・センター、東京都現代美術館、ナム・ジュン・パイク・アートセンターなど、国内外で精力的に発表している。昨年は、アサヒ・アートスクエアの「Grow up!! Artist Project」を通じて取り組んだ社会的な事象や、マルセル・デュシャンの引用などを昇華した作品で日産アートアワード2015を受賞した。現在、森美術館の『六本木クロッシング2016』をはじめ、台北市立美術館、国立台湾美術館でのグループ展に参加。そのほか、年内に台湾での個展や、ロンドンのレジデンス、ニューヨークでの個展が控えている。

本展では、先月末までMinatomachi POTLUCK BUILDING(名古屋)の展示で試みていたスキャナーとスキャニングされた画像を軸にした作品を展開した新作インスタレーションを発表する。これまでの毛利作品にも使用されてきたさまざまなオブジェがスキャナー上に置かれ、それらのオブジェの動きが継続的にスキャニングされ、ハードディスクに続々と保存されていく。毛利はこのインスタレーション装置を無数のひだが折り重なっていく像=「Pleated Image」と呼び、目に見えない偶然の視覚化を試みる。


Above: #2 (2016). Below: #4 (2016).

六本木クロッシング2016:僕の身体(からだ)、あなたの声
2016年3月26日(土)-7月10日(日)
森美術館
http://www.mori.art.museum/

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