原口典之 新作展 @ ケンジタキギャラリー


「エアーパイプ No.11」 2015 Photo by Yoko Hida

原口典之 新作展
2017年6月17日(土)-8月5日(土)
ケンジタキギャラリー(名古屋)
http://www.kenjitaki.com/index.html
開廊時間 : 11:00-13:00、14:00-18:00
休廊日 : 日・月・祝

ケンジタキギャラリーでは、1960年代末から70年代初頭にかけて現われた「もの派」の代表作家としてみなされつつも独自の歩みをしてきた原口典之の個展を開催する。

原口典之は1946年神奈川県生まれ。1970年日本大学芸術学部美術学科卒業。60年代後半から美術家としての活動をはじめ、1977年、国際展「ドクメンタ6」(ドイツ、カッセル)で日本人作家として初めて選出される。鉄やポリウレタンといった工業製品に使われる素材を用いた作品や、軍用機の形を原寸大で再現させた立体、金属のプールに廃油を満たす作品など、意味や機能をはぎ取りながら、物体あるいは物質そのものの在り様を提示する作品を制作。主な個展に『NORIYUKI HARAGUCHI』(レンバッハハウス市立美術館、ミュンヘン、2001)、『原口典之 – 社会と物質』展(BankARTStudio NYK、2009)。そのほかグループ展では、『(C)Overt』P.S.1 (ニューヨーク、1988)、『現代美術への視点-色彩とモノクローム』(東京国立近代美術館、1989)、『1970年 – 物質と知覚 もの派と根源を問う作家たち』(岐阜県美術館、1995)、『重力 – 戦後美術の座標軸』(国立国際美術館、1997)、『TOKYO 1955-1970 : 新しい前衛』(ニューヨーク近代美術館、2012)など多数。

ケンジタキギャラリーでの初個展となる本展では、木とキャンバスによる立体「Air Pipe(エアーパイプ)」シリーズほか、ポリウレタンを使った壁面作品など新作、近作を展示する。


展示風景 2017 ケンジタキギャラリー Courtesy of Kenji Taki Gallery

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