竹内公太『写真は石碑を石にする、それでも人は』@ SNOW Contemporary


“石碑を二度撮る”より「村有林払下之碑」
左:斎藤伊知郎『近代いわき経済史考』(1976) p203 より 右:竹内公太撮影

竹内公太『写真は石碑を石にする、それでも人は』
2017年2月3日(金)-3月4日(土)
SNOW Contemporary
http://snowcontemporary.com/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※オープニングレセプション:2月3日(金)18:00-20:00

SNOW Contemporaryでは、竹内公太の個展『写真は石碑を石にする、それでも人は』を開催する。

竹内公太は1982年兵庫県生まれ。2008年に東京芸術大学を卒業。2000年代後半は公共性や集団意識への関心から都市空間に介入する作品を発表。近年は記憶を記録に転換する際のメディアのあり方や情報をとらえる人々の様をテーマに作品を制作している。2012年の個展『公然の秘密』では、ふくいちライブカメラのモニターに突如現れた指差し作業員の代理人として災害を 見る側の意識と匿名表現者の自意識を顕在化させた。その後も福島の森美術館やロンドンのArts Catalystなどで個展を開催。東京都現代美術館、ナムジュン・パイク・アートセンター、ワタリウム美術館など国内外で数多くの展覧会に参加している。

竹内は2013年にいわき市の図書館で見つけた『近代いわき経済史考』(斎藤伊知郎、1976)に掲載された石碑の写真をもとに、現存する約170か所の石碑を訪れ、写真を撮影している。本展では、同書からスキャンした写真と竹内が撮影した写真を用いたインスタレーションを発表する。

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