ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい @ 東京ステーションギャラリー


ディスカバー・ジャパン ポスター 1971年、鉄道博物館

ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい
2014年9月13日(土)-11月9日(日)
東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
開館時間:10:00-18:00(金曜は20:00まで)入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、月曜が祝日の場合は開館、翌火曜が休館)

東京ステーションギャラリーでは、1970年に日本国有鉄道(国鉄)が開始したキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」を、当時のポスターを中心に再検討する企画展『ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい』を開催する。企画担当は2011年に府中市美術館で『石子順造的世界 美術発・マンガ経由・キッチュ行』を企画した成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員)。

日本万国博覧会(大阪万博)が終了した翌月に、日本国有鉄道は個人旅行の拡大を目的としたキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」を開始する。駅舎、車両、新聞、雑誌などを飾った広告には、場所のはっきりしない写真と大きな英語のロゴが採用され、特定の観光地へと誘う従来の宣伝とは大きく異なり、「美しい日本と私」をテーマに人の心に呼びかけようとする手法、若い女性をターゲットとしたデザインが用いられた。

本展は、当時のポスター約100枚を中心に多数の資料を通じて、このキャンペーンを振り返るとともに、キャンペーンから派生した議論や同時代の芸術表現を参照しながら、今日にも繋がる想像力の軌跡をたどっていく。

また、会期中には、足立正生、今野勉らをゲストに迎えた記念シンポジウム「DISCOVER JAPAN 2014 流通するイメージとメディアの中の風景」を東京藝術大学で開催する。


中平卓馬「来たるべき言葉のために」より、1970年、オシリス

関連イベント
記念シンポジウム
「DISCOVER JAPAN 2014 流通するイメージとメディアの中の風景」
小原真史(IZU PHOTO MUSEUM研究員)
吉見俊哉(東京大学教授)
足立正生(映画監督)
今野勉(テレビディレクター/テレビマンユニオン)
企画進行:成相肇(当館学芸員)
松井茂(東京藝術大学芸術情報センター助教)
2014年9月27日(土)13:00-18:00(予定)
会場:東京藝術大学 美術学部中央棟第1講義室
定員:170人(先着順)
http://amc.geidai.ac.jp/2504

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