KAATx高山明/Port B『ワーグナー・プロジェクト』 -「ニュルンベルクのマイスタージンガー」@ KAAT神奈川芸術劇場

KAATx高山明/Port B『ワーグナー・プロジェクト』
-「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

2017年10月20日(金)-10月28日(土)各日15:00-21:00(入退場自由)
KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
http://www.kaat.jp/d/wagner_p

公式ウェブサイト:http://portb.net/wagnerproject

都市空間を利用した多彩なプロジェクトを展開し、現在も黄金町バザール2017でツアーパフォーマンス「遠くを近くに、近くを遠くに、感じるための幾つかのレッスン」を開催している高山明/Port Bが、KAAT神奈川芸術劇場で約8年ぶりの劇場でのプロジェクトとなる新作『ワーグナー・プロジェクト』-「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を開催する。

高山明(1969年埼玉県生まれ)は、2002年に創作ユニットPort Bを結成。観客論を軸に据え、現実の都市や社会に「演劇=客席」を拡張していく手法により、演劇のアーキテクチャを更新し、社会のなかに新たなプラットフォーム=劇場2.0の構築を試みている。これまでに「東京ヘテロトピア」(2013)、『マクドナルド放送大学』(2017)、『東京修学旅行プロジェクト』(2017)などを開催。

『ワーグナー・プロジェクト』-「ニュルンベルクのマイスタージンガー」では、リヒャルト・ワーグナーが自身の体験をもとに、芸術や都市の祝祭を更新すべく作曲したオペラ「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の上演に挑戦する。「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、親方歌手=マスター・シンガーたちによる歌合戦が繰り広げられ、民衆による新たな歌や芸術が生まれる過程が描かれているが、本プロジェクトでは、民衆芸術として描かれた“歌合戦”を、現実のストリートで繰り広げられているラップに接続し、劇場を現代の「歌い手」たちに解放し、歌・芸術・祝祭とは何かを問う。

劇場では、初日に「ワーグナー・クルー」の公開オーディションを皮切りに、言葉が飛び交うサイファー空間として、スペシャルゲストライブ、グラフィティ、レクチャー、ワークショップ、MCバトルなどを展開。これらすべてに観客は各日15時から21時まで鑑賞・参加自由。劇場内には、通常の舞台と客席ではなく、グラフィティ工房やDJブース、映像アーカイブ、ラジオスタジオ、プレスセンターなどが組み込まれた「お祭り広場」が構築される。なお、初日の「ワーグナー・クルー」選抜オーディションに参加を希望するラッパーは10月14日(土)まで募集中。

PROGRAM
TIME TABLE(随時更新中):http://bit.ly/2ydJmXd
※サイファーは連日開催

DAY1:10月20日(金)
15:00 – 15:10|イントロダクション:高山明(演出家)
15:10 – 17:00|公開収録インタビュー:磯崎新(建築家)
17:00 – 20:00|「ワーグナー・クルー」公開選抜オーディション

DAY2:10月21日(土)
WORKSHOP:山田亮太(詩人)
WORKSHOP:Kダブシャイン(ヒップホップMC)

DAY3:10月22日(日)
WORKSHOP:⻫藤斎藤(歌人)
LIVE:TBA

DAY4:10月23日(月)
WORKSHOP:瀬尾夏美(画家・作家)
LIVE:TBA

DAY5:10月24日(火)
WORKSHOP:山下陽光(途中でやめる)
LIVE&MC バトル:ベーソンズ(ファンクメタルロックバンド)

DAY6:10月25日(水)
WORKSHOP:管啓次郎(比較文学者・詩人)
LIVE:柴田聡子(ミュージシャン)

DAY7:10月26日(木)
WORKSHOP:⻫藤斎藤(歌人)
LIVE:GOMESS(フリースタイルラッパー)

DAY8:10月27日(金)
WORKSHOP:TBA
LIVE:サイプレス上野とロベルト吉野(ヒップホップグループ)

DAY9:10月28日(土)
LIVE:ワーグナー・クルー

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