ケン・オキイシ「gestures, data, feedback」@ TAKE NINAGAWA


Ken Okiishi gesture/data (feedback) (2015) Oil paint on flat-screen television, .mp4 file (color, silent) and feedback .mp4 file (color, sound)© Ken Okiishi Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo

ケン・オキイシ「gestures, data, feedback」
2015年9月5日(土)-10月24日(土)
TAKE NINAGAWA
http://www.takeninagawa.com/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※レセプション:9月5日(土)18:00-20:00

TAKE NINAGAWAでは、2012年以来二度目となるケン・オキイシの個展『gestures, data, feedback』を開催する。

ケン・オキイシは1978年アイオワ生まれ。技術の更新が著しい現代において、仮想と現実が切れ目なく繋がった空間における主体や、作者、記憶、認識の本質的変化、意識の不確定性を探究する作品を制作している。2001年にクーパーユニオンを卒業するとPerforma 09やフィラデルフィア現代美術館などで作品を発表し、2010年にニューヨークのアレックス・ザッカリー/ピーター・カリーで初個展を開催する。前回のTAKE NINAGAWAでの発表後も、マサチューセッツ工科大学リスト・ヴィジュアル・アーツ・センターやバードカレッジ・センター・フォー・キュラトリアル・スタディーズで個展『The Very Quick of the Word』を開催、同名カタログをスタンバーグプレスから刊行。ホイットニー・ビエンナーレ2014やニューヨーク近代美術館の『Cut to Swipe』などに参加している。

本展では、昨年のホイットニー・ビエンナーレで出展した「gesture/data」を発展させた、絵画でもあり、映像でもある作品「gesture/data (feedback)」を発表する。昔のテレビ番組が録画されていた古いアナログのVHSテープに、現代の新しいデジタル技術で放映されている番組を再録画し、その映像をmp4フォーマットに変換し、また16:9に引き延ばすという行程を経た映像をフラットスクリーンに流し込み、その映像が示す色やジェスチャーへの応答として、モニター上に油絵具でペイントする。また、そのモニター上の絵画を撮影したものを映像にフィードバックすることで同作品は更なるレイヤーを生み出している。

Copyrighted Image