三島喜美代展 @ CoSTUME NATIONAL | LAB

2017年2月13日

三島喜美代「Box Postpak-16」2016年


三島喜美代展
2017年2月22日(水) - 2月26日(日)
CoSTUME NATIONAL | LAB
https://www.cnac.jp/
開館時間:
2月22日(水) 16:00-20:00
2月23日(木)-26日(日) 12:00-19:00
(最終日は18:00まで)

企画:三井一弘(MITSUI FINE ARTS ディレクター)

CoSTUME NATIONAL | LABでは、氾濫する情報やゴミを陶器で再現する現代美術家の三島喜美代の個展を開催する。
 
三島喜美代は1932年大阪市生まれ。1950 年代後半から不定形絵画とコラージュによる意欲的な絵画作品を多数制作し、1971年頃から印刷物の活字をシルクスクリーンで陶に転写する立体作品の制作をはじめる。薄くのばした陶土に英字新聞の紙面を模写し、シルクスクリーンの手法で転写したその表現は、「土の新聞」として情報がモノとなる画期的な表現であった。空き缶やゴミをテーマに創作活動を続け、2015年ART FACTORY城南島で大がかりなインスタレーションを行った。2016年春に開催されたアートバーゼル香港では、4000人のアーティストの中から「記憶に残った作家ベスト20」として選出された。

三島の代表的な作品は、日常生活で消費される大量の「新聞」「ダンボール」「缶」など、現代社会において必要不可欠でありながら即ゴミと化してしまうモノに着目し、資本主義社会の影の部分を見つめてきた。印刷された活字や商標のイメージをそのまま「われもの」である陶器に投下することで現代社会の危うさを表現している。
三島の作品には実物よりも大きい空き缶や、それらしく朽ち果てるダンボール箱など、嘘の仕掛けが随所に見られる。誇張しているにもかかわらず、あたかも自然に見せかける作品は、実際のゴミよりもリアルに存在感を与える。普段あまり意識して見ることのないそれらのメディアを眺めているうちに、観る者の日常的な意識を徐々に転覆させる。

本展では近年の立体作品に加え、60年代に制作されたペインティングも展示する。

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