荻野僚介・田中和人『デュオ』@ Maki Fine Arts


荻野僚介「w664×h781×d33」2015年 Courtesy of the artist and Maki Fine Arts

荻野僚介・田中和人『デュオ』
2016年9月10日(土)-10月9日(日)
Maki Fine Arts
http://www.makifinearts.com/
開廊時間:12:00-19:00
休廊日:月、火、祝
※オープニングレセプション:9月10日(土)18:00-20:00

Maki Fine Artsでは、「色彩」と「形態」をテーマとした、抽象的な作品を発表してきた荻野僚介と田中和人による二人展『デュオ』を開催する。

荻野僚介は1970年埼玉県生まれ。明治大学経済学部政治学科を卒業後に会社勤務を経て、Bゼミスクーリングシステムで美術を学ぶ。自身が「声量のない大声」という逆説的な言葉でたとえる、明瞭な色彩を持つ平板に描かれた絵画を発表している。2000年に東京オペラシティアートギャラリーのproject Nシリーズで個展を開催。その後も継続的に作品の発表を続け、昨年は個展『個点々』(switch point)のほか、『ペインティングの現在−4人の平面作品から−』(川越市立美術館)などの企画展に出品。今年も既に個展『ハロー』(Gallery & café see-saw)で開催している。

田中和人は1973年埼玉県生まれ。明治大学商学部を卒業後に会社勤務を経て、渡米。ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツを2004年に卒業。抽象と具象の境界を探求する作品を2000年代中頃より発表。昨年はMaki Fine Artsで個展『pLastic_fLowers』を開催。来年2月には、梅津元がキュレーターを務めるαMプロジェクトでの個展が控えている。

本展では、それぞれ絵画と写真というメディウムの違いはあるものの、モダニズム/フォーマリズムをさまざまな角度から批評的に参照した作品を制作してきた、荻野、田中の両作家の新作を中心に紹介する。


田中和人「C.I.T.Y 」2016年 Courtesy of the artist and Maki Fine Arts

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