「リビングルームⅡ」ミシェル・ブラジー展 @ 銀座メゾンエルメス フォーラム


Pull Over Time (detail) (2016) Courtesy of the artist and ART : CONCEPT, Paris Photo: Le Portique / Simon Desloges

「リビングルームⅡ」ミシェル・ブラジー展
2016年9月16日(金)-11月27日(日)
銀座メゾンエルメス フォーラム
http://www.maisonhermes.jp/ginza/gallery/
開館時間:11:00-20:00(日曜は19:00まで)入場は閉廊の30分前まで
休館日:エルメス銀座店の営業日に準ずる。

銀座メゾンエルメス フォーラムでは、身の回りの自然に息づく美と醜、生命のサイクルをありのままに、また、詩的に表現してきたミシェル・ブラジーの日本初個展『リビングルームⅡ』を開催する。

ミシェル・ブラジーは1966年モナコ生まれ。現在はパリを拠点に活動している。90年代よりキッチンの日用品や自宅の庭で採取した植物などを用いて作品を制作。自然とテクノロジー、有機物と人工物といった相反するものを調和させる世界を提案してきた。昨年は第13回リヨン・ビエンナーレに出品。これまでに、フランスの主要な美術館での個展をはじめ、世界各国で数多くの展覧会に参加。日本国内でも、『パサージュ:フランスの新しい美術』(世田谷美術館ほか、1999)、『パラレル・ワールド もう一つの世界』(東京都現代美術館、2008)、『フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線』(森美術館、2011)などに出品している。

本展タイトルの「リビングルーム」とは、住居におけるくつろぎの場を意味すると同時に、生命が絶え間なく変化する空間を喚起する言葉でもある。これまでの活動において、植物の発芽や育成、腐敗といった現象、動物との共同作業などを取り入れ、変化し続ける「実験室」を提示してきたブラジーは、文明社会が快適さのもとに排除しがちな風景(そこには清潔で静謐なギャラリースペースも含まれる)にも対等なまなざしを向ける。

追記
トークイベント
ゲスト:福岡伸一(生物学者/青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授)
2016年11月7日(月)19:00-21:00(予定)
19:00-|キュレーターによるギャラリーツアー
19:30-|福岡伸一によるスペシャルトーク
定員:40名(要予約)
※応募は下記URLから(申込締切は10月30日24:00まで)応募多数の場合は抽選
http://hermes-event.com/michel-blazy/


Fontaine (2015) Courtesy of the artist and ART : CONCEPT, Paris Photo: Dorine Potel


Sans titre (1995) Courtesy of the artist and ART : CONCEPT, Paris Photo: Dorine Potel


Le lâcher d’escargots (2009) Courtesy of the artist and ART : CONCEPT, Paris Photo: Martin Agyroglo

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