加藤翼展『40,000kmのなかの数メートル』@ 無人島プロダクション


加藤翼「The Raft of _________」2016年 © Tsubasa Kato, Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production

加藤翼展『40,000kmのなかの数メートル』
メキシコシティ⇄ジャカルタ|2017年11月25日(土)-12月23日(土)
ベトナム⇅アメリカ|2018年1月13日(土)-2月24日(土)
無人島プロダクション
http://www.mujin-to.com/
開廊時間:12:00-20:00(土曜は11:00-19:00、日曜は11:00-18:00)
休廊日:月・祝
※オープニング・レセプション:11月25日(土)18:00-20:00

無人島プロダクションでは、巨大な構築物を集団で力を合わせて引き倒したり、引き起こしたりするアートプロジェクト「引き興し/引き倒し」などの活動で知られる加藤翼の個展『40,000kmのなかの数メートル』を開催する。また、本展は前期の「メキシコシティ⇄ジャカルタ」と後期の「ベトナム⇅アメリカ」の二部構成となる。

加藤翼は1984年埼玉県生まれ。武蔵野美術大学を経て、2010年に東京藝術大学で修士号を取得。現代美術を「社会的論点へ介入すると同時に、”無作為の他人”と偶然接続する手段」として見据えながら、都市や郊外に拘わらず、さまざまな環境で制作活動を行なう。これまでに、『六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?』(森美術館)、『3.11とアーティスト:進行形の記録』(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2012)、『他人の時間』(東京都現代美術館、国立国際美術館、2015)、『Uprisings』(ジュ・ド・ポーム国立美術館、2016/カタルーニャ美術館、2017)などに出品。2014年には加藤がアメリカ合衆国のスタンディングロック・インディアン居留地で行なった「引き興し/引き倒し」のプロジェクトを追ったドキュメンタリー映画『ミタケオヤシン』(監督/江藤孝治)が上映された。

文化庁新進芸術家海外研修制度の助成を受けて渡米、シアトルでの滞在を終え、帰国後初の展覧会となる本展では、加藤がこの2年間にさまざまな地に赴き、移動と距離をテーマに現地の人々と共同で行なったすべてのプロジェクトを公開する。「都市」「路上」「国境」「移動」をキーワードに構成し、前期の「メキシコシティ⇄ジャカルタ」では、都市の路上で制作した映像作品を中心とした展示、後期の「ベトナム⇅アメリカ」では、国家というフレームをより強く意識させる展示構成になる予定。


加藤翼「Listen to the Same Wall」2015年 © Tsubasa Kato, Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production


加藤翼「Guerilla Waves」2017年 © Tsubasa Kato, Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production

加藤翼展『40,000kmのなかの数メートル「ベトナム⇅アメリカ」』
2018年1月13日(土)-2月24日(土)
無人島プロダクション
http://www.mujin-to.com/
開廊時間:12:00-20:00(土曜は11:00-19:00、日曜は11:00-18:00)
休廊日:月・祝
※オープニング・レセプション:1月13日(土)18:00-20:00

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